「枚方上之町の家」約100年前の古煉瓦が彩る角地の家～アウトドアリビングで過ごす豊かな暮らし【ひらつー不動産】

投稿日 2020年7月13日 07:00
更新日 2023年3月4日 01:01
著者シュン@ひらつー
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建築家との家づくりをもっと身近に―

枚方を拠点に家づくりをおこなうIFA住宅設計室。

枚方公園駅より山の手に向かって歩いた先にある、枚方上之町の住宅街に新たなお住まいが完成しました。

お施主様のご厚意により、今週末7/18（土）19（日）の2日間に渡り、1日14組様限定で新築完成見学会を開催する運びとなりました。

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設計を担当したのは、建築家・交久瀬常浩氏。

ご家族4人のためのお住まいを、土地探しからお手伝いさせていただきました。

決まった間取りなどもなく、建築家と打ち合わせを重ねじっくりつくるIFAの家づくり。

今回はどんな住まいが完成したのか、少しご紹介させていただきます。

「アウトドアリビング」で過ごす豊かな暮らし

建築家・交久瀬氏に「枚方上之町の家」の設計ポイントを伺いました。

『山の手の住宅街の坂を上ったT字路にこの家は建っています。

遠くからもよく目立つ場所なので、外観には歴史を重ねた古いレンガをあえて張り、街並みに趣きと風情を加えています。

初めからクライアントと決めていたことが二つありました。
一つはこのレンガを使うこと。

そして、もう一つは「アウトドアリビング」をつくることです。

屋内のリビングやダイニングと緩やかに繋がる、外に開かれたルーフテラスを第二のリビングとして考えました。
室内では得られない開放感と爽快感、そして「非日常」を感じるスペースは、日々の暮らしの中でも休日の朝食やブランチを愉しみ、風を感じながら太陽や月、星を眺めることができます。

気候の良い時はできるだけ、屋外でありながら屋内のような、自宅でありながらリゾートのような暮らし方をしてもらえればと願っています。』

無垢材、タイル・・・
経年変化を楽しめる素材と建築家ならではの空間に触れる。

IFAでは既製品や新建材をできるだけ用いず、月日と共により美しく、味わいを増す素材を使って空間をつくることを大切にしています。

枚方上之町の家では床にはモルタルや、硬く傷に強いナラの無垢フローリングを。
ユニークなバタフライ天井を取り入れたLDKには、カウンターなどに一枚板の無垢材を採用し、味わいのある仕上がりとなっています。

外壁に採用した古いレンガは、上海郊外にあった約100年前の建造物から再生したもの。
また、通常ですと樹脂製の樋で雨水排水をするところに鎖樋を採用したりと、外観はとてもインパクトのあるものになっています。
ぜひ外観もじっくりご堪能下さい。

写真：ユニークなバタフライ天井

建築家紹介

枚方出身の建築家・交久瀬常浩氏。
枚方高校、関西大学工学部建築科学科卒業後、株式会社ヘキサにて、住宅・コーポラティブハウスの設計に従事し、現事務所設立。
「家づくりのあるべき姿を追求する」という志の元、室長菊井と共に「IFA住宅設計室」を設立しました。
現在、大阪市立デザイン教育研究所非常勤講師も兼務しています。

そんな交久瀬氏に、家づくりについての思いを伺いました。

大量生産のモノや情報があふれる現代でも、ヒトとして率直な要求であり、昔から変わらない本質的なことが「気持ちの良さ」だと思います。
木々の緑、草花、空、雲、一日の移ろい、天候、春夏秋冬、共に古びていくモノ…あらゆる事象と対峙し、住まい手の「気持ちの良さ」を紐解き、カタチにしていけたら…日々そんな思いで住宅をつくっています。

室長の自邸「友人の集う、賑わいの家」、IFAを創業した当初に建てられた「白と黒の平屋」をはじめ、IFAで多くの住まいを手掛けてきた交久瀬氏。

ほんの一例ですが、これまでの作品をご紹介いたします。