東南海・南海地震が東日本大震災と同じM9.0だったら津波が淀川をさかのぼって枚方も浸水被害がでるらしい

「いつか起こる」と言われている東南海・南海地震ですが、もしこれが東日本大震災と同じマグニチュード9.0だった場合、浸水域が枚方市にまで及ぶことがわかったそうです。

↓ニュース記事

東日本大震災復興構想会議の委員で、関西大社会安全学部の河田恵昭学部長が試算したそうです。なんでも東南海・南海地震がM9.0だった場合、大阪湾に押し寄せる津波の高さがこれまでの想定(M8.4)よりも3メートルも高い5.5メートルになるそうな。

ちなみにこちらは内閣府が予想している震度分布
20110625jishin2

他にも東南海・南海地震についての対策などいろんなことが内閣府HPに載ってます。

「東南海地震」と言ったり「南海地震」と言ったり「東南海・南海地震」と言ったりするのは別の大地震が同時に起きる可能性が高いからのようです。過去にも江戸時代に東海地震・東南海地震・南海地震が同時に起こった「宝永地震(→Wikipedia)」というのがあります。宝永地震のときはさらに富士山の噴火もあったそうな。恐ろしいですね…。(→宝永大噴火 Wikipedia

なぜマグニチュードの想定が0.6上がっただけで津波が倍以上も大きくなるのかというと、マグニチュードというのは数字が1上がるとそのエネルギーは約31.62倍、2上がると1000倍になるので規模が全然違うからです。Wikipediaにそのエネルギーの違いの比較表が載ってます。
M TNT(爆薬)換算
6.0 15,000t 広島に投下された原子爆弾
7.0 48万t Mj7.0(Mw6.6):福岡県西方沖地震(2005年)
Mj7.3(Mw6.9):兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)(1995年)
8.0 1,500万t Mw8.3(Mj8.0):十勝沖地震(2003年)
9.0 4億8,000万t Mw9.0:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)(2011年)
Mw9.1~9.3:スマトラ島沖地震(2004年)
マグニチュード WikipediaTNT換算 Wikipediaより作成
爆薬に換算してもそれぞれのエネルギーの大きさはあまりピンと来ませんが、大きさの「違い」はよくわかると思います。M8.3もM9.0も大地震であることに変わりありませんが、規模が全然違うんですね。

今回試算されたM9.0の地震で発生する津波では大阪市がほとんど水没し、さらに淀川をさかのぼって枚方にも浸水被害がでるとのこと。ニュース記事に浸水域の予想地図が載ってますが淀川のまわりですね。

阪神大震災のときには枚方も相当揺れたので、東南海・南海地震でもかなり揺れるんだろうなとは思ってましたが、まさか枚方に津波が届くとは思いませんでした。浸水域の地図では枚方が終端なので浸水といっても被害はそんなに大きくないんでしょうけど、M9.0という地震のすさまじさが感じられます。


ライター:カズマ カズマ

カテゴリ : 社会 

この記事へのコメント

4. 亥の大変   2014年10月17日 16:58
『大昔宝永四年地震津浪聞書』
には
「枚方ニて川船数艘打破人家押流し此所ニて津浪止る」

と書いてありますが、この「枚方」はまさか?
2. カズマ@ひらつー   2011年06月26日 12:46
なるほど、津波がぶつかり合ってブワッと盛り上がる感じですかね。ほんとすさまじいエネルギーなんですねぇ。追加情報ありがとうございます!
1. ぺんぎん飼育員   2011年06月26日 00:26
マンションのすぐ横に川があります!(゜∀゜)
まぁこのフロアまでは上がってこないだろうけれど、水路があると逆流が発生するので距離があっても注意

東海、東南海、南海の連続発生によって津波が影響しあい
波高が高くなるという話を高嶋哲夫氏(※)が2008年に『TSUNAMI』という本で書いています

 ※作家、兵庫南部地震に神戸で遭遇
  著作に東京直下型地震を描いた『M8』、その続編の東海、東南海、南海地震を描いた『TSUNAMI』がある

河田恵昭氏って5年ほど前に京都大学防災研究所巨大災害研究センター長だった人ですね、当時『M8』に解説を寄稿していました