ワインのプロとモダンな「くずは」をまちブラ。ジャケ買いはあり?気になるワインの小ネタもいろいろ(中編)【ひらつーコラボ】

ボクね〜ワイン業界の常識をぶっ壊したいんっすよー!
くずはワイン-130
そんな破天荒な枚方在住のワインプロデューサーの大西タカユキさんと一緒に、市内各駅ごとにまちブラして、まちに合うワインを考えるという企画、第2弾。今回はくずはをまちブラしています。

▼前編をまだ見ていない方はぜひこちらからご覧ください!
くずはワイン-120
前編では二ノ宮神社に行ったりしました。 

ではお待たせしました、続きをどうぞ


くずはワイン-136
大西さん:いやいや〜、くずははしっかり手入れが行き届いていて、ちゃんとしてますね〜。

おさや:ほんまですね〜、まちづくりがきめ細やか。

大西さん:守り堅いわ〜

そしたら、ちょっと大通りに出てみましょかー。

くずはワイン-138
左方面が「楠葉中央」交差点方面、右は船橋方面。

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「WELCOMEサンタワールド」
なんでサンタやね〜ん!

くずはワイン-139
「和風スナック おせつ」
和風って何?おつまみにおばんざい出てくるんかな!

くずはワイン-146
整骨院前。
ややお疲れ気味のくまさん。

くずはワイン-148
「インアンビル」
インディアンじゃなくって?

と、しばらく歩くと・・・
くずはワイン-155
えー!今度は「インディアン」がありました!!
おもしろい!

くずはワイン-160
「楠葉中央」交差点。
すてきなネーミングです。

くずはワイン-158
アーチ型がオシャレなビル。シンデレラでもおりてきそうです。

ー 今のところ、しゅっとしていて、いらんことをしていないかっこいいくずは。
最初に言ってた「スパークリングワインをフルートグラスで」のかっこいい感じから変わることがなさそうな様子…

くずはワイン-162
歴史ある理容室も、フランスワインを彷彿とさせるトリコロールカラーでオシャレ。

くずはワイン-163
ティッシュもらった〜

くずはワイン-167
うわぁ〜、なんかいい匂いする〜
アフタヌーンティーでも楽しみたい気分!!

くずはワイン-169
看板もオシャレ。

くずはワイン4
マクドもオシャレーーーー!!

くずはワイン-172
Baristaって何!?

どこまでオシャレなんだーーー!!!!

くずはワイン-174

オシャレがとまらない。

あぁ〜・・・あかん、完全に負けてる・・・

ほんまはテレビ的に、最初のイメージからまちブラを経て「最初はこう思ってたけど、こう変わった!」っていうのがほしいところやけど、こりゃまーったく変わる気配がないな!!(テレビじゃない)

くずはワイン-175

「・・・」

DOG&CAT HOSPITAL?

犬猫病院じゃなくて?

ドォッグアーンドキャットホスピトォル?
Oh,yeah!

どこまでオシャレやねん!!

くずはワイン5
夕焼け!

くずはワイン-182

レンガが素敵。ペンションみたい!こういうところがくずはらしいなぁ。すっご!

ただただ感動や・・・もうそんな言葉しか出てない

くずはワイン-184
大西さん:でもここまで完璧を見せつけられると、この極端さが面白いよね。
こんな隙がないまちそうないんちゃう?最初で最後や。

ー 楠葉東公園
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おさや:多分これですかね??例のピラミッドの公園!

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大西さん:あ、あった!!ヤシの木!!

タッタッタッ・・・

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みつけた、みつけた!!(嬉しすぎて思わず駆け寄る大西さん)

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わーい!!全駅で見つけるでー!!

くずはワイン-192
なんか途中から違うの生えてる!ミギーや!(←寄生獣

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ゆとり感じるわぁ、人に。
 
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ここがウォーキングコースになってるって言う感じやろね。
 
平和やなぁ。でも静か。公園にしては静かすぎる。
なんやったらここにいる全員足しても、うちの家の子どもの方がうるさいわ!
あぁ、ゆとり。ゆとり。

くずはワイン-198

あ、あのタワーマンションが見えるよ。

現れてるよね。樟葉のモダンなところが。この落ち着いた感じ。自然と人工的なものが融合してる。不自然な調和じゃないよね。

くずはワイン修正-3
おさや:あ、あれピラミッドじゃないですか?!ほらあんなとこで腕立てしてはりますよ。

大西さん:あ、あれやわほんとに。きっとあそこで腕立てやるのに意味があるんやよ。ほら、ピラミッドパワーってw多分あのおじいちゃん、120歳くらいやわ。

おさや:尋常じゃない!

大西さん:めっちゃみんな、自分への投資がすごいね〜。

心にゆとりがないとできないっすよ。

どーん!ピラミッド〜
 くずはワイン7

(さっき腕立てしてたおじさん、今度はスクワット中)

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上れるようになってる。

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どーん。征服したw
 
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ちょっと違うよここのぼると。ここでワイン飲みたいねー!この辺に、こう頂点に。
 
もうね、全てが見えるよ。くずはの。この上からの写真をぜひ撮って下さい。

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(・・・写真に撮ると案外普通でした(笑))

いや〜くずは、歩いたね〜。でもやっぱり、イメージは変わらず。

でも、もうそれこそがくずはの特徴やから、とことん隙がなくてオシャレで、もうそう言う系ってことやね。悔しいけど、イメージは最初と変わらず。

くずはワイン-210

手入れされてつぶされたりもしてない、キレイな花壇。うちの周りの花壇なんて子どもたちに踏み倒されてぐちゃぐちゃになってるもん。雑草すら生えてないし!
 

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いや〜ここ、普通にいいとこやね。休日とかお弁当持ってとかいいよね〜。

周りの住宅にあってて、街が全体で成り立ってる。公園だけすごかったらあってないもんね、周りに。あんなペンションみたいなでっかい家とかも。あの光善寺のさだ神社に行くような道なんて絶対ないよね。 

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おさや:めっちゃ犬いますね。

大西さん:けがしても「DOG&CAT HOSPITAL」があるから大丈夫。

おさや:笑

 
くずはワイン-214 
あぁ、負けた…
完敗や…
イメージ変えてみたかったけど、ディフェンス強すぎて。
 
街が人を作ってるところもあるよね。

おさや:おぉ〜、なるほどー。(深い・・・)
大西さん:そうやと思うよ。

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参りました…!!!
もうトドメのピラミッドで負けたわ。お見事。いいね、あれ!
この景色、きれい。ほんと。
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はぁ・・・・(完敗)
おさや:ワインは決まりそうですか?
 
大西さん:そうやねん。もう、最初から一貫して、フルートグラスにスパークリングワイン、で決定や!
やけど、どこの国のスパークリングワインにしよっかなぁ。フランスかなぁ?

一番ピンと来るのは、この数十年の間にイタリア最高のスパークリングワイン産地にのし上がった、

フランチャコルタ産のスパークリングワインかなぁ。

そこではお金持ちの人たちが新しくワイナリーをどんどん作って、美味しくないものは排除して、みんなんでガンガン金使っていいものしか作らない、って言う土地やねん。

もちろんゴージャスでオシャレなラベル。そういうスパークリングワイン。

でも価格的にあわへん!高いからな〜
やから、そう言うの系統のやつかな。

歴史があると言うよりはモダンやから、新しい国でもいいかもね。例えば、ニュージーランドとか。

くずはワイン-226

おさや:なるほど!ところで、クリスマスにスパークリングワインが飲まれるのってなんでなんでしょう?

大西さん:本来シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方のぶどうを使って伝統製法で造られたスパークリングワインのことを言うねんけど、やっぱりブランドものになっているから値段も高級!!

クリスマスはお祝いやから、贅沢しよう!って言う感じかな?

おさや:なるほど!
 

大西さん:それにしても今回は、前回とあまりにも違うところが面白いな。唯一の収穫はヤシの木!!
はぁ、でもほんますごいわ。思った以上にちゃんとしてる。
言うても、なんか、行き届いてなさがもっとあると思ってたけど、ちゃんとしてるわ。隙がない。オシャレやし、ほんますごい。

(↑ イメージが変わらなかったのが相当悔しい様子) 

くずはワイン-224
っていうか、まだこれでもかってくらい豪邸続くやん!
どんだけすごいねんくずは!! 

早くくずはモールの前で、ワイン開けて、その写真撮りたいわ!

くずはワイン-229
おさや:最後の最後になってしまいましたが、今回もワインの小ネタ教えてもらえますか?

大西さん:あ、そうか!そう言うのもあったね!

大西さんのワイン大楽コーナー(←だいがくと読みます)

※大西さんはワインを気軽に楽しんでもらいたいという思いで、月額500円で受講できる「ワイン大楽(だいがく)」の楽長をされています。(詳しく知りたい人はこちら

じゃぁ、フランス人のシャンパンの話をしましょうか。

おさや:お願いします!

大西さん:さっきも言ったけど、「シャンパン」とはフランスのシャンパーニュ地方の伝統の地酒。

フランス人は、シャンパンをフルートグラスに注いだときの音、あのしゅわしゅわーってやつね。あの音を、なんと表現したでしょう??

ヒントは、「天使のなんとか」

おさや:え〜わからん・・・

大西さん:よく表現しましたね〜、おぉ〜なるほど〜っていう感じ。

おさや:天使の・・・「羽の音」??とかですか?^^;

大西さん:おぉ、いきなりいいとこいくねー!!はじめ訳わからん答えが多いねんけど。

おさや心の声:(しまった、真面目に回答してしまった!) 
 

大西さん:答えは実は2つあって、ひとつは「ささやき」。でももう一つの方がボクは好きで、天使の・・・・・・

言っちゃっていいっすか?

天使の「拍手」!!

ちっちゃい天使がぱーって拍手してる感じ。
くずはワイン-234

おさや:あぁ、なるほど〜〜ほぉ〜〜!!
うぁ、めっちゃ素敵じゃないですか。

 
大西さん:そう、いいワインほど泡が小さくて、小さい天使が拍手してる感じ。炭酸注入してるやつは、すぐに泡がハジケるからきれいな音が出ない。そしていいワインほどたくさんのいい音で拍手をするっていう。
  
おさや:じゃぁ、くずはワインもきっとかわいい天使が拍手してくれるようなスパークリングワインになるんでしょうね〜。
大西さん:そうそう、ワイングラス持って、端っこで誰かが拍手してる!みたいな写真撮りたいね。

そう、誰かって、ボクがね。 

おさや:爆笑

大西さん:そしたら次、ラベルの読み方いきましょうか。

まず、ジャケ買い(←ラベルなどの外見だけで選んで買うこと)はありかっていう問いに対しては、絶対あり!!

だって、ボクもワイン嫌いやったときジャケ買い以外に選ぶ方法なかったしね。
くずはワイン-239
ラベルだけのイメージやと思うけど、キャップシールって言う、上のキャップのところもオシャレなやつはだいたいセンスがいい。

ワイン作りってセンスやから、ラベルだけオシャレにしてそこだけ頑張ってるとこは中身まずかったりするし、ボトルにまで凝りすぎてるやつは中身があかんのが多い。

ボクのポイントは、ボトルは普通で、ラベルとキャップシールが両方オシャレやったら、結構今までの経験で言うとあたりが多い!やから、キャップシールを見ることがポイント!!

おさや:なるほど〜、これなら1人でお酒売り場に行っても選べる気がしてきました!!
くずはワイン-238 
大西さん:で、ラベルの読み方は国によって違うんですよ。

ー 例があった方がわかりやすいと言うことで、くずはモールのお酒売り場で実際にワインを見ながら教えてもらいました!(モールの中の写真は撮れなかったので、以下、後日大西さんにいただいた写真を差し込んでいます。)

ワインの歴史が比較的新しいアメリカとかチリのラベルは、ブドウの品種を名前にしてる。
例えば、『Aワイナリーの「シャルドネ(←ブドウの品種)」』ってラベルに書いてある。

ワイン-5
「シャルドネ」っていう自分の好きな品種のブドウがわかってたら、ラベルだけで選べる!
 
 ワイン-8

ブレンド比率が高いのを一番に持ってきて、ワインの名前にする。わかりやすいでしょ?

ニュージーランド、オーストラリアも伝統はないけどクオリティー高いワインがいっぱいあります。
新しい国は、とにかく「わかりやすい」ラベルにしてあります。
 

一方で、フランスなどの伝統国のラベルは、『「シャトー なになに」』とか、ワイナリー名が書いてあって、何のブドウを使ってるかは書いてないところが多い。「シャトー」っていうのは「城」って言う意味で、ここでは「畑を持ったワイナリー」って言う意味。

ワイン-3

ちなみに、ワインの産地の中でもフランスが一番ちゃんとしてて、EUのワイン法の基本になってる。ワイン法に則って、どの産地で作られたか、書き方がちゃんとしてる。

でも、その産地が「赤ワインしか作れない産地」「白ワインしか作れない産地」とかがあって、その事前知識がないとどんなワインなのかわからないので、フランスワインを選ぶのは難易度が高い。

地方より地区、地区より村、村より畑というように
ぶどうの採れた産地の範囲が狭くなるほど価値が高い、つまりそういうこと。

フランスワインは、「ボルドー地方」と「ブルゴーニュ地方」が双璧と言われてて、ボルドー地方は、いろんなぶどう品種をブレンドして仕上げます。
でも、ブルゴーニュ地方はピノノワール種やシャルドネ種など、1種類のみのぶどうを使って仕込む、一発勝負。 
このように、産地が違えばワインの性質も違うので、フランスワインは知識が無いと難しい。

おさや:なるほどー、まだぱっと見ではわからないけど、説明してもらったらだいぶわかってきました。 よく見たらわかりそう!!

  
大西さん:ちなみに、スクリューキャップについて。
実は、スクリューキャップの方が品質が安定するからメリットが多い。

コルクが原因でロス(ダメ)になることもある。「安いからスクリュー」じゃない!まぁ、イメージの問題であの開けるときの「もったいぶり」が出来ないっていう(笑)

ワイン-4

おさや:安いのがスクリューキャップだと思ってました!!びっくり。
 

大西さん:で、ジャケ買いでおすすめって言うのは、こういうのを言う!

 ワイン-2
さっきも言いましたが、このワインのように、ボトルの一番上にかぶさっているキャップシールがオシャレなワインはだいたい美味しい!!

ワイン-6
これも美味しいねん。統一感がね。赤白両方おいしい、シチリア島のワイン。イスラム勢力に征服されてた名残がある、タイルのデザイン。
ワイン-7
これも好き。オーガニック。飲食店に入れてる。かっこいい!フォント!Apple的なスペースを使ったデザインで、何の変哲もないけど、全体的なセンス。

ワイン-1

このワインのコルク、ニコちゃんマークが入ってるんですよー!これは安うまのロゼスパークリング!これ美味しいんっすよ。

おさや:なるほど、おもしろい!
 
センスがないと、ここまで手をかけない。
ようは、センスを感じるかどうか!!
 
でも、外れても高いワインじゃなかったら失敗しても別にいいねん。
  
知識がなくても出来ることがある!!
これがわかるだけでだいぶ「選ばれへん」が減るねん。

というわけで、長々と話したけど、ポイントはキャップシール!

これがボクの中のジャケ買いの方式でした!!

くずはワイン-242
いや〜、ラベルだけでだいぶ語れるね。これだけで何分しゃべってるねん!っていう。
(多分、30分以上くずはモールのワイン売り場にいました。笑) 

18:00樟葉駅ゴール

くずはワイン-240
選ぶぜ。スパークリングやな〜やっぱ。今飲みたいわ〜。

というわけで、次回、またこの地で、

「くずはワイン」を発表します!!

果たして大西さんはどんなスパークリングワインを選んでくるのでしょうか!?
乞うご期待!

後編へ続く。
前編 >
(くずはワインで全3編!) 

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今回のくずはまちブラマップ(※クリックで拡大)
くずはワインマップ


◆関連リンク

大西タカユキOfficial Website(公式サイト)
大西 タカユキのワイン大楽(だいがく) 

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