ケータイで知り合った枚方の中2少女(家出希望)を連れ回した男が逮捕される。容疑は未成年者誘拐。

枚方の中学2年の少女を連れ回したということで男(40歳)が逮捕されたそうです。


“家出希望”の中2少女連れ回す 未成年者誘拐容疑で男逮捕 – 47NEWS

少女と男はケータイサイトの掲示板で知り合って、少女が家出を希望していたため男が京橋まで出てくるように言ってそこから連れ回したんだそうです。容疑は未成年者誘拐。

この男が捕まったことは別にいいんですが、こういう家出を希望してたようなケースでも「誘拐」になるんですね。なんとなく「誘拐」っていうと「連れ去り」みたいなのを想像するのでちょっと変な気がしてしまいました。

というわけでおなじみWikipediaで未成年者誘拐の説明を見てみました。

未成年者略取誘拐
保護法益は、被害者の身体の自由と共に、保護者の親権である。
保護者の承諾なく未成年者を日常生活の範囲外に連れ出す行為、及び保護者の親権が及ばない場所に未成年者を隠匿する行為が該当する。
日常の生活圏内で、保護者の承諾なしに未成年者とコミュニケーションする行為は該当しないが、自宅に招く・自動車に乗せるなどの行為は、目的次第では該当する。
Wikipedia 誘拐 より引用

保護法益(法が守ろうとしているもの)に保護者の親権も入ってるので、未成年者が自分が誘拐されたと思ってるかどうかは関係なくて、保護者の承諾なく連れまわすと「誘拐」になるってことなんですね。なるほど、言われてみればそりゃそうか。

ただ、これだと例えば未成年者(例えば19歳)のけっこう仲のいい知り合いがいたとして、その子が「親と激しくケンカしたから泊めてくれ」と言ってきた場合、間違っても「とりあえず話を聞くから家に入れ」なんてことはしてはいけないんですね。ファミレスに連れて行って話聞くのはいいんでしょうか。
その状況で警察に届けるのはちょっとおかしいし、ケンカしたばっかりの本人に親に連絡させるのも難しそうです。じゃあ親の連絡先を聞き出して自分で親に「一日だけお子さんを預ります」と連絡することになりますが、普通の親だったら「子供がご迷惑かけて申し訳ございません。連れ戻すので住所はどこですか?」となってそこで「いや住所は教えられません」と答えると余計に誘拐チックになります。結局住所を教えることになって、親が来てなぜか自宅が修羅場化、連れ戻されたその子の信頼も失うという結果になりそうです。いや、そもそも親の連絡先を教えてもらえなかったどうしましょう。。。(長い妄想)

けっこう微妙な問題ですよね。そのへんの逮捕するかどうかは警察が判断するってことなんでしょうね。
逆に賢い未成年者なら人をハメることもできそうです。

プチ家出と未成年者誘拐について考察してるサイトは他にもありました。

プチ家出と未成年者略取誘拐 – 煩悩是道場

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