
「次の試合、誰がスタメンになるのだろう」
8月30日、Y.S.C.C.横浜との開幕戦。
0-1で敗れたティアモだったが、後半途中から入った稲福卓とチャ・ウォンジュンが流れを変えた。
特に稲福は中盤でボールを受け、左右へ展開。ティアモが相手陣内でプレーする時間を増やしていた。
では、次の試合はどうなるのか。
9月5日。
枚方で迎えたホーム開幕、FCマルヤス岡崎戦。
スターティングメンバーの中には、背番号38・稲福卓の名前があった。
前節の後半に見えたものが、次の試合へつながった。
そして実際、ティアモはボールを動かしながら相手ゴールへ向かっていく。
前節の後半から続くものは、確かにあった。
それでも――。
前半が終わったとき、スコアボードには「0-3」と表示されていた。
6分、21分、39分
ティアモは前半だけで3点を失った。
一方で、何もできなかったわけではない。
ティアモにも相手ゴールへ迫る場面はあった。
だからこそ、試合後の若谷拓海の言葉が、この試合をよく表していた。
「前回のYS横浜戦で後半でやったようなサッカーが、前半からできてはいた」
開幕戦の後半に見えたティアモのサッカー。
それを今度は試合開始から表現することができた。
ただ、若谷は続けた。
「自分含めチャンスを逃してしまったことが、こういう結果になってしまった原因だと思います」
攻めている。チャンスもつくる。
でも、決められない。
その一方で、相手にはゴールを許してしまう。
サッカーでは、それがそのままスコアになる。
「自分たちでゲームを難しくしてしまった」
FW19・清川流石も、試合後に同じような言葉を口にした。
「前半にああいう形で3失点してしまって、自分たちでゲームを難しくしてしまった」
MF18・伊藤綾汰も、「前半のところで結構チャンスは作れていたんですけど、軽い失点が多くて、3失点というところで、自分たちからゲームを壊してしまった」と振り返った。
3人の選手が見ていたものは、よく似ている。
チャンスはつくれていた。
前節から積み上げたものもあった。
それでも、自分たちのミスや守備の部分から3点を失った。
「いい時間があった」と「勝った」は、同じではない。
むしろこの日の90分は、その間にある距離を見せつけられた試合だったのかもしれない。

後半、もう一度ゴールを目指した
0-3で迎えた後半。ダニエル・ブランコ監督はハーフタイムに選手を入れ替え、ティアモは反撃を試みる。
ボールを持ちながら相手ゴールへ向かう時間をつくり、最後まで得点を目指した。
そして78分。途中出場の背番号27・得能草生がゴールを決める。
1-3。
ホーム開幕戦で、ようやく生まれた1点だった。
しかし、反撃はそこまで。
1077人が集まったホーム開幕戦で、ティアモは1-3で敗れた。
公式記録ではティアモのシュートは11本。
マルヤス岡崎の8本を上回ったが、勝点にはつながらなかった。
開幕から2試合、2敗。JFL参入後、初の開幕2連敗となった。
ただ、まだシーズンは始まったばかり。でも、だから大丈夫、と簡単に片付けることもできない。
「何が何でも勝ち点3を」
次は9月12日(土)。
アウェーでヴィアティン三重と対戦する。
清川は次の試合について、こう話した。
「もう内容どうこうというよりは、三重まで来ていただけるファンの方々にまず勝ち点3を届けるということ。サッカーの一番の部分である球際とか戦うところにフォーカスして、とにかく何が何でも勝ち点3を取りたいと思います」
どんなサッカーをするのか。誰がスタメンになるのか。
もちろん、それも面白い。
でも、2連敗で迎える3試合目。
今度は――。
どうやって、勝つのか。
その答えを、三重戦で見たい。
MATCH INFO
2026年9月5日(土)14:30 KICK OFF
第28回日本フットボールリーグ(JFL)第2節
FCティアモ枚方 1-3 FCマルヤス岡崎
得点:78分 得能草生(FCティアモ枚方)
会場:たまゆら陸上競技場(枚方市立陸上競技場)
観客数:1077人

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