つらいPMS(月経前症候群)はどうやって鎮める?いま注目の『エクオール』について専門家に聞いてみた【ひらつー広告】

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月経の前に現れる『PMS(月経前症候群)』
ここ数年でよく聞くようになりましたが、そもそもPMSって具体的にはどんな症状のことなのか知っていますか?

今回は、15年以上PMSについて研究をしている
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画像:anna
産婦人科医の武田先生にそもそもPMSとはどんなものなのか?つらい症状への対処方法はあるのか?などを教えてもらいました。

(先生が所属する近畿大学東洋医学研究所のHPはこちら

心当たりはありませんか?こんな症状もPMS

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画像:近畿大学東洋医学研究所

──そもそもPMS症状ってどんな症状のことなんでしょうか?

Dr.Takeda
「月経前の1~2週間前に症状が出始め、月経が始まってからだんだんと治まってくるような諸症状を指します。

具体的な症状は、身体的症状と情緒的(精神的)症状に分けられます。
身体的症状には乳房の痛みやお腹の張り、むくみ、この辺りが最も多いですね。

精神的症状では、鬱っぽくなったり、イライラしたり、眠気、だるさ、集中力の低下などが見られるケースが多いです。

細かいものを含むと、身体的症状と精神的症状を合わせて約150種類もの症状があります。
それらの症状の度合いは個人差が大きく、症状の組み合わせも人によって様々です。

まだすべてのメカニズムが解明されてはいませんが、脳のホルモン感受性が影響している可能性が高いと言われており、強いストレスを抱えている人や不規則な生活をしている人は強く症状が出る傾向にあると考えられています。

また、卵巣からでる女性ホルモンは、むしろ正常に出ている場合に起こると考えられています」 ※1

──PMS症状が出たときの対処方法を教えてください。

Dr.Takeda
「食事は、なるべく栄養バランスの取れたものを食べて、適度な運動、適度な睡眠を心がけること。

そういった生活のバランスを整える行動は、気分転換にもなりますし良い影響を与えるでしょう。仕事の都合などでどうしても食生活が不規則になりがちな人は、サプリメントで栄養を補うのも方法の一つです。

それでもなかなか改善せず、日常生活にも支障をきたすような症状の場合は、専門の病院での治療をおすすめします。
病院での治療の場合は、薬物療法を行う場合もあります。所感としてよく用いられていると感じるのは、漢方や低用量ピル、SSRI(エスエスアールアイ)といった抗うつ薬の一種などですね」

──食生活に関するところでいうと、コーヒーやチョコレートといったものの影響はどうでしょうか? 月経時にはあまり良くないと聞くのですが……。

Dr.Takeda
「コーヒーやチョコレートも、摂りすぎなければ問題ありません。
カフェイン成分を多く含むという観点から関与しているのでは、と思われがちなコーヒーに関しては、2016年ごろの研究でカフェインとPMS症状との関連性を否定する研究結果も出ています。 ※2

飲んでスッキリするのであれば、少しくらいならいいでしょう。チョコレートに関しても、個人的には、ほどほどであれば構わないと思います」

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出典:近畿大学東洋医学研究所
画像:anna

──他に食生活に関して注意したほうが良いことはありますか?

Dr.Takeda
「糖分の摂取により血糖値が急に上がることでしょうか。血糖値が急に上がると気持ちが不安定になりやすいです。

もちろん“ほどほど”であれば問題ないのですが、甘いものが食べたいのであれば、砂糖などの糖類よりも、食物繊維を含んだ炭水化物を食べてもらうほうがいいですね。お餅にきな粉をまぶしたりして。

食事のことは、世の中でいろいろと言われていますが、実際のところPMSとの関係できちんとした裏付けのあるものは少ない印象です。

その中でも、私の知る限りにおいてはカルシウム・ビタミンB6・マグネシウムなどに効果があるのではと裏付けする報告はあります。

PMSが起こる原因の有力な仮説の一つとして、脳の中のセロトニンというホルモンの働きが関係していると考えられており、ビタミンB6やマグネシウムは、このセロトニンを作るのに作用します。
この説に従うと、積極的に摂取してもらうのがいいでしょう。

逆に、PMS症状に良くなさそうだといわれているものとしては、肉類に含まれる飽和脂肪酸があります。
脂をとるなら肉よりもDHAなどの不飽和脂肪酸を含む魚を食べるほうが望ましいでしょうね」

PMS症状と関連が!?いま注目のエクオールとは

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画像:大塚製薬株式会社

──武田先生が研究されているなかで、PMS症状の改善に“エクオール”という成分が注目されていると伺いました。
このエクオールとはどういうものなのでしょうか?

Dr.Takeda
「もともと『大豆に含まれる大豆イソフラボンが女性特有の不調に良い効果をもたらす』※3という研究は数も多く、疫学研究から世界中の研究者に認識されていました。

研究を進めていく中で、大豆イソフラボンの一種に腸内細菌が作用することで産生される“エクオール”という成分が『大豆が体に良い』とされる要因の一つだとわかってきました。

エクオールは女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た構造をしており、女性のホルモンバランスを整えるような作用も期待されている成分なのです。

また、女性ホルモンと作用部位が異なり、生殖器官には作用せず、副作用が出にくいのも特徴です」

──腸内の細菌が作用して産生されるとのことですが、これは誰もが作りだせることなのでしょうか?

Dr.Takeda
「腸内細菌は、生まれつき持っているものではなく、成長する過程で獲得するもので、その有無には食生活などが関係していると言われています。

エクオールを作り出す腸内細菌を持っている人は、欧米では少なく、大豆を摂取する機会の多い日本や中国の人に多いといわれています。

ですから、少なくとも大豆をたくさん食べていると、エクオールを作り出せる腸内環境を自然と獲得できるのだと推測されています」

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画像:MRS.Siwaporn(shutterstock)

──小さい頃からの食生活の積み重ねの結果ということですね。

Dr.Takeda
「近年日本では大豆の摂取量が減っているというデータ※4 があるとともに、若年層ではエクオール産生者の割合が低いという調査結果も出ていますので、関連性があるのではと考えています。※5

我々のデータで、PMSで治療中の患者さんではエクオールの産生者の割合が一般のひとよりも少なく、またエクオール非産生者のPMSになるリスクは約2.43倍となる調査結果が出ています 。※6

エクオールの産生についてはまだわかっていない部分も多いので、『近畿大学東洋医学研究所』では、そういった関連性をさらに深く調べるため、PMS症状に対するエクオール摂取の有効性を検討する臨床試験を実施しており、参加者を募集しています。

PMSによる不調でお悩みの方は、以下の内容をご確認の上、臨床試験へのご協力をご検討ください」

【臨床試験への応募のステップ】
① 「PMSに関するアンケート」に回答いただいたのち、候補者となる方へ説明会の案内
②説明会後、エクオール尿検査キットをお渡し(後日、自宅で採尿し、郵送)
③検査結果がエクオールの非産生者のみ、「生理に関する日誌」を記入後、郵送
④日誌内容から摂取試験対象者を選抜
⑤試験食(エクオール含有食品or偽成分食品)3ヵ月摂取・日誌・唾液採取
⑥面談(直接or電話)を経て終了
※採尿、唾液の提出を個人でして頂きますが、採血や受診の必要はありません。
※また、③以降にご協力いただいた方には期間に応じて謝礼を差し上げます。

臨床試験の詳細はこちら

※上記遷移先【「月経前症候群(PMS)に対するエクオールの効果」臨床試験被験者募集】より参加方法及び臨床試験詳細をご確認ください。

病院選びはどうすれば?

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画像:aijiro(shutterstock)

──PMS症状悩まれる方でも、どこの診療科にかかったらいいのかわからないという方も多そうです。どういう基準で選べば良いのでしょうか?

Dr.Takeda
「精神的症状が強い場合、精神科にかかるというのもあるのですが、『精神科』というと少しハードルが高いかもしれませんね。

そういった方は、婦人科の中でも、『女性医学学会』に所属する専門医を訪ねてみるとよいかもしれません。
女性のライフステージに応じた健康管理の進歩・発展を図ることを目的とした学会なので、深い理解のもと、診療が受けられると思います」

──とはいえ、日々の生活の中でなかなか病院に行きづらいという人も多いのが現状かと思います。
自宅でできるセルフケアのようなものはあるのでしょうか?

Dr.Takeda
「一番最初にすべきことはPMS症状について理解することです。
心身の不調の原因が本当にPMSなのか見極め、対処することが大切です。

なんとなく『自分はPMSだ』と思い込んでいるだけだと、他の重要な疾患を見逃す場合もあります。

ある程度、どの時期にどういった症状が出るのかを把握することで、調子の悪い日に大事な予定を入れないなどの調整ができるようになると、気持ち的にもいくらか楽になるので、それだけで症状がやわらぐ方もいらっしゃいます」

まずは今の自分を知ることが大切

Dr.Takeda
「実際の診療でも、最初は症状日記を書いてもらっています。
まずはノートに書いたり、女性向けの体調管理アプリなどで、自分の症状や度合いを知ったりするだけでも変化があると思います。

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画像:anna

エクオールという成分、とても気になりますね。
大塚製薬では、他にも女性の健康に関わるセミナーを開催中です。
興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
(文/浜田みか)

▶セミナー情報はこちら

1 Management of premenstrual syndrome. BJOG 2016 (イギリス産婦人科学会のガイドライン)
※2 A prospective study of caffeine and coffee intake and premenstrual syndrome(AJCN. First published ahead of print July 6, 2016 as doi: 10.3945/ajcn.115.127027.)
※3 Setchell KD. Phytoestrogens: The biochemistry, physiology,and implications for human health of soy isoflavones. (Am J Clin Nutr 1998; 68 (Suppl 6): S1333–S1346)
※4 厚生労働省 「平成23年国民健康・栄養調査報告」 p191
※5 内山成人: 更年期と加齢のヘルスケア, 7(1), 26-31, 2008
※6 Relation between premenstrual syndrome and equol-production status. Takeda T. The journal of obstetrics and gynaecology research 2016年6月

【取材協力】
※ 武田卓・・・日本女性医学会女性ヘルスケア専門医・指導医、日本産婦人科学会専門医・指導医。近畿大学東洋医学研究所所長・教授。東北大学医学部産婦人科客員教授。

(近畿大学東洋医学研究所ホームページ:https://www.med.kindai.ac.jp/toyo/

【画像・参考】
※ anna

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