
ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!
「ひらつークリニック」のお時間です。
▼今回の質問はこちら▼
「つわりがつらい…」
でもどれぐらいの状況で病院に行った方が良いのか、受診の目安かわかりません(泣)
また日常での対処方法などがあれば教えてください!


妊娠初期の悩みといえば「つわり」!
個人差が大きいと聞きますが、なかには「これ…病院に行った方がいい?」と迷うような症状も。
今回は「つわりが辛いときの受診の目安」や「自宅での対処法」など、あきせウィメンズクリニックの明瀬院長に話をお聞きしました。
「つわり」ってどうして起こるの?


そもそも、つわりってどうして起こるんですか?

つわりは主に妊娠初期(5〜16週ごろ)に起こる症状で、ホルモンバランスの変化やストレス、体質などによって引き起こされます。
【よくある、つわりの症状】
・吐き気/嘔吐
・食欲不振
・においに敏感になる
・頭痛や眠気、めまい
・唾液が増える
など

また妊娠後期にも、子宮が大きくなることで胃や内臓が圧迫され、胃もたれ・胸やけ・食後の吐き気など、つわりのような症状が起こる場合もありますね。
つわりで受診すべき目安は?


つわりってどこまでが普通で、どこからが病院に行った方が良いのかわかりづらいんですよね…。

たしかに判断が難しいですよね。
以下のような場合は、我慢せず受診してほしいです。
【受診の目安】
・水分がまったく取れない
・体重が急激に減る(1〜2週間で2〜3kg以上)
・尿の回数が極端に少ない/色が濃い
・意識がぼんやりする、立てない
・強い頭痛や腹痛がある

このような状態が続くと、「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といって、点滴や入院治療が必要になることもあるので、つわりの症状に限らず気軽に相談して頂きたいですね。
日常での対処方法はある?


病院に行くほどではないけど、日常生活がつらい…という人も多そうです。
そんなとき、自宅でできる対処法ってありますか?

ありますよ。少しでも楽になる工夫を紹介します。
でも自分だけでは解決できないこともあると思うので、周囲の人に頼ることはもちろん「つらいときは病院に頼っていい」と考えておいてくださいね。
【つわり対策のコツ】
・無理に3食にこだわらず、少量ずつ頻回に食べる
・水分を多めにとる
・においがつらいときは換気をしたり、マスクを活用する
・横になれる時間を意識的につくる
・炭酸水やゼリー、飴など食べやすいものを常備する
・パートナーや周囲に「つわりは病気じゃないけど、しんどいもの」と理解してもらう

「つわり=がまんするもの」と思っている人も多そうですが、受診の目安や対処法を知っておくだけでも安心感が違いますね!
先生ありがとうございました!
本日のまとめ
・水分がとれない/体重減少/意識もうろうなどは受診を!
・自宅では「食べられるものを少量ずつ」「無理せず休む」工夫を
・一人で我慢せず、家族や医療機関を頼って大丈夫!
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診療・治療の判断を代替するものではありません。つわりの症状が気になる場合は、必ず医師にご相談ください。
◆今回お話をきいた先生◆

あきせウィメンズクリニック院長
明瀬 光理
(あきせ ひかり)
▪️あきせウィメンズクリニック
住所:大阪府枚方市田宮本町9-45
電話番号:072-861-1703
▶クリニック公式サイト
お医者さんに聞いてみたい質問、お待ちしております!
↓↓ココから!↓↓
◆関連リンク


www.hira2.jp