
ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!
「ひらつークリニック」のお時間です。
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以前、有名人の「COPD」についてテレビで見たのですが…COPDってどんな病気なんですか?


COPD…わたしも初めて聞いたんですが、どんな病気なんでしょうか?
今回は呼吸器内科に強い医療法人はじめ会 ゆうき内科の田中院長にお話をうかがいました!
COPDってどんな病気?


COPDってどんな病気なんですか?

COPDは慢性閉塞性肺疾患といって、長年の喫煙が原因で気管支の炎症や肺胞のダメージが起こり、呼吸機能が進行性に低下する肺の病気です。
原因はズバリ!喫煙(タバコ)なので、喫煙歴のある方にぜひ知っていただきたいです。
これってCOPD?どんな症状がでるの?

ちなみに、どんな場面で気づくことが多いんでしょうか?


主な症状は息切れです。
よくあるのは、「風邪をひいた後」または「冬になると」咳、痰、息苦しさがつづき、受診してみたらCOPDと判明した、というケースです。
【COPDを疑う、具体的な症状】
・階段や坂道を上がる時に、息切れするようになった
・同年代の方と一緒に歩いていて、自分だけ遅れてしまう
・家族で出かける時に、途中で休憩したくなる場面が増えた
・風邪をひいた後に、咳、痰、息苦しさがつづく
見分け方はある?

ぬぬぬ…でも正直、息切れは「年齢のせいかな?」と思ってしまう方も多そうですが。

おっしゃるとおり、COPDという病気はまだまだ認知されていないため「年のせいかな」と見逃されがちです。
40才以上の喫煙者は(過去に喫煙歴のある方も)、ご自身で簡単に出来るCOPDのチェックシートがあるのでぜひ試してみてください。


上の図は、COPDの「負のスパイラル」です。
COPDが増悪する→呼吸機能が低下する→息苦しい、しんどい→外出が面倒になり自宅にこもる→足腰は弱り、気分も沈む→風邪などでCOPDが増悪する→呼吸機能が低下する→息苦しい…と、悪循環が止まらないのです。
COPDは完治することが難しい(失われた呼吸機能は戻ってこない)病気なので、どれだけ早く発見(診断)できるかが、ポイントになります。
喫煙者の方はもちろん、ご家族で喫煙者がいる!という方は、上記の症状やチェックシートで「もしかしてCOPD!?」と疑うことが診断への第一歩となります。

なるほど!タバコによる肺の生活習慣病があると初めて知りました。
早期発見することで、負のスパイラルを止めたいですね!
後編ではCOPDの治療法についてご紹介します。次回もお楽しみに!
本日のまとめ
・COPDはタバコが原因の肺の生活習慣病
・症状は主に「息切れ」、「咳」、「痰」
・喫煙者は、セルフチェックを!COPD疑いなら、早めに医師に相談を!
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診療・治療の判断を代替するものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
◆今回お話をきいた先生◆

医療法人はじめ会 ゆうき内科
田中 祐貴
(たなか ゆうき)
▪️医療法人はじめ会 ゆうき内科
住所:大阪府枚方市岡本町7番1号 枚方ビオルネ4階
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