
ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!
「ひらつークリニック」のお時間です。
▼今回の質問はこちら▼
部活で陸上をやっているんですが、以前と比べて疲れやすく記録も伸び悩んでいます。
一生懸命練習しているのですが、思うように身体が動かせずつらいです…。
医学的に、何か考えられる原因はありますか?


部活を頑張る高校生からの質問!疲れやすく、記録も伸び悩み…っていうのは確かに心配ですね。
今回は「内科のスポーツドクター」でもある医療法人はじめ会 ゆうき内科の田中院長にお話をうかがいました!
頑張っているのに記録が伸びない…それ、もしかして「スポーツ貧血」かも?


普段スポーツをしている中で、
・息が上がりやすくなったり、動悸を感じたりするようになった
・以前出来ていた練習に、ついていけなくなった
・疲れがとれにくく、身体が重い
・頑張っているのに自己ベストが更新できない
などの悩みがある場合はスポーツ貧血を疑ってみても良いかもしれません。

スポーツ貧血って何ですか?


スポーツ貧血とは運動・スポーツが原因で生じる貧血のこと。
スポーツをしている人=むっちゃ健康というイメージがあるかもしれません。
しかし、熱心にトレーニングに励んでいる運動部員やランナーは、貧血などの内科的な問題を抱えている場合が少なくありません。
【スポーツ貧血が起こりやすい競技の一例】
●持久系スポーツ
→陸上(時に長距離)、サッカー(よく走る)、競泳など
●審美系スポーツ
→フィギュアスケート、バレエ、体操、新体操など
●体重制限のあるスポーツ
→柔道、ボクシングなど
●ジャンプを繰り返すスポーツ
→バスケットボール、バレーボールなど
なぜスポーツで貧血になるの?

そもそも貧血とは、赤血球やその中に含まれるヘモグロビン(酸素を全身に運ぶのが仕事)が不足した状態のこと。
貧血になると全身の筋肉が酸素不足となり、結果として息切れや動悸を認めたり、疲れやすくなったり、持久力が落ちたり…不調やパフォーマンスの低下につながるのです。


特に中高生の運動部員は、成長期である上に激しいトレーニングが重なりエネルギーや鉄分がどんどん消費されます。
また夏場は汗から失う鉄分もありますし、女性の場合は月経もありますよね。
要するに、食事からのエネルギーや鉄分の摂取量よりも、成長やトレーニングによる消費量が上回ることで貧血に陥ってしまうのです。

なるほど…自分では食べているつもりでも、トレーニング量が想像以上に多いと、エネルギーや鉄分が不足して貧血になることがあるんですね。
鉄不足だけでなく、アスリート特有の原因も?

ここで、スポーツ貧血の原因をまとめておきます。
【スポーツ貧血の原因】
●鉄欠乏による貧血
一番多いのが、「鉄欠乏」です。成長やトレーニングで消費されるのに見合った分の鉄分を摂取できていないと、鉄欠乏から貧血に至ります。
●エネルギー不足による貧血
「鉄分さえ摂っていれば大丈夫」ではなく、実際には「エネルギー不足」による貧血も少なくありません。トレーニング量(消費)に見合った分、しっかりとエネルギーを摂取するよう意識しましょう。
●溶血による貧血
足の裏への繰り返す衝撃で赤血球が壊れることを「溶血」と呼び、ランニングやジャンプを繰り返す競技で認めることがあります。


近年、運動・スポーツに取り組む方の「エネルギー不足」はRED-S (レッズ)と呼ばれ大変注目されています。
エネルギー不足は生理がこない、骨がもろくなる、免疫力が下がる、身長が伸びない、そして「貧血」など様々な健康問題につながることがわかっています。

「何かおかしい」と不調を感じたら、スポーツ貧血やエネルギー不足などに詳しい内科に相談すると、解決のヒントが得られるかもしれませんね。
次回はスポーツ貧血の検査や治療についてご紹介します!お楽しみに!
本日のまとめ
・不調やパフォーマンスの低下は、「スポーツ貧血」が原因かも
・スポーツ貧血の主な原因は、「鉄欠乏」「エネルギー不足」
・中高生の運動部員は、成長期と激しい消耗が重なり高リスク!
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診療・治療の判断を代替するものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
◆今回お話をきいた先生◆

医療法人はじめ会 ゆうき内科
田中 祐貴
(たなか ゆうき)
▪️医療法人はじめ会 ゆうき内科
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