
イベントなどに実際に行ってご紹介する【ひらつーレポ】
今回は…
2026年2月21日に開催された、枚方市駅前の昔とこれからについて、子どもたちと一緒に考えるイベント

ひらかた未来デザイン学校
の様子を見てきました!


会場に集まっていたのは、小学生〜中学生の子どもたちと保護者のみなさん。
イベントのテーマは 、“勉強” というより「20年後の枚方市駅前ってどうなってたらいい?」をみんなで考えてみよう、というもの。
こういうイベントって、ちょっとかたそうな雰囲気を想像しがちなんですが、行ってみるとかなりやわらかい空気。
子どもたちは名札を書いたり、ペンを手に取ったり、配られたおやつを食べたりジュースを飲んだりしながら、これから何が始まるんやろ?という感じでワクワクしている様子でした。
昔の枚方市駅前の写真に「え、こんな感じやったん!?」

このイベントには2人の先生が来ていました。
お1人目は藻谷浩介(もたに こうすけ)先生。
日本のまちや社会のことを数字やデータを使ってわかりやすく教えてくれる専門家で、本やNHKなどのテレビ出演、講演などで難しい話をやさしい言葉で教えてくれる先生です。

もうお1人は枚方市長の伏見たかし先生。
現役市長に子どもたちは直接質問することもできるという、子どもたちにとっては貴重な機会です。

まずは藻谷先生の「タイムトラベル」授業。
昔の枚方市駅前の写真が紹介されました。
今の枚方市駅前といえば、枚方モールや枚方T-SITE、バスロータリー、ニッペパーク岡東中央もあって、人の流れも多いですが、昔の写真を見るとかなり印象が違います。
ひらつーでまとめた昔の枚方の写真はこちら↓

昔の駅前の話の流れで、かつてあった三越百貨店の名前なんかも出ていたんですが、子どもたちはやっぱりピンとこない様子。

大人にとっては「懐かし〜」でも、子どもたちにとっては“知らん世界”
藻谷先生は、街がどのように変わっていったかを古写真やGoogle マップを使いながら教えてくれました。


昔の枚方市駅周辺は、木造の家々が密集してて駅前広場もバスターミナルもなかったんだよね。
駅がまだ地面にベターってあって、市役所と駅の間の空間も、全部家で埋まってたんですね。
かつて木造家屋が密集していた場所が、「ニッペパーク岡東中央」として市民の憩いの場になってるけど、どうやって作ったと思う?


答えは家を壊して作ったんだよね。
かつてそこで住んでいた人たちは、ずっと住んでるのになんで?って思ったかもしれないけど、みんなのために引っ越してくれたんだ。
そのときの費用は税金、つまり枚方市民のみんなが出し合ったお金でまかなわれたってことだね。
藻谷先生は街の変化には、そこに住んでいた人の犠牲や、将来を見据えて考えて変えていくことを、写真を通して伝えてくれました。

ここで藻谷先生から土地や建物の価格上昇と税収の関係についての説明もありました。
枚方市内の地価と建物価格がここ10年で上昇傾向にあることをグラフで示しながら…。

枚方市駅前の土地や建物の値段が上がると、あなたは得をするか、損をするか、それとも関係ないか?みんなはどう思う?
グー・パー・チョキで答えてもらうと、会場の大多数が「パー」つまり「困る」を選びました。

ご自身は東京の家賃高騰に嫌気が差して田舎に移住した経験を持つ藻谷先生。
ただ、「土地価格の上昇はトクになりうる」とのこと。

枚方市の税収が増えることで、市が得するんじゃなくて、お金が増えて市民へのサービスが手厚くできるようになるから、最終的にトクをするのは枚方市民全体なんだ
図書館の本の購入費、道路の修繕費、公立学校の運営費などなど——
これらすべてが市民の税金によって賄われていることを教えてくれました。

藻谷先生からの「枚方市の税収が上がると市長の給料はすぐ上がるんですか?」の問いに、伏見先生は「なかなか上がりませんね 」と回答。


このイベントの校長先生として参加されていた枚方市議会議員の小池あきこ校長先生も「その通り
です」と回答。
市長や市議会議員の給与が税収増加によってすぐ上がるわけではなく、そのお金はあくまでも市民のために使われるとのことでした。
藻谷先生は「大阪の人はお役所がお金を横取りしていると思っている人もいるらしい」と苦笑いしながら語ります。


世の中広く見てきて色々思うんだけど、枚方はこの街の真ん中だけをすごい開発することで、周りに緑を残しながらお金を稼いできたのかな
日本中の街を見て回ってきた藻谷先生いわく、これほど都市計画がうまくいっている場所も少ないとのこと。そう言われると、なんだか誇らしい気持ちになりますよね。
枚方市内で集められた税金は、枚方市民のために使われる。
その当たり前のことを、子どもたちと一緒に確認しました。
20年後の枚方市駅前にあったらいいものって?

後半は子どもたちが主役になって考えるワークショップ。
ワークの発表と、未来の枚方については後編でご紹介します!


www.hira2.jp