「オカンの嫁入り」呉美保監督にインタビューしました(1)今作品に込められたテーマ

牧野駅で撮影された宮﨑あおい、大竹しのぶ主演映画「オカンの嫁入り」の公開(9月4日)がいよいよ迫ってきました!

先日にもちょっとお伝えしましたが、今回僕ことカズマ@ひらつーが呉美保監督にインタビューさせていただくことができましたので、これから数回に分けてアップしていきます!もちろん枚方での撮影のことも聞いてますよ!公開までウズウズしてる方もこれ読んでもっとウズウズしてください!w
それではどうぞー!©2010「オカンの嫁入り」製作委員会
呉美保監督(右) ©2010「オカンの嫁入り」製作委員会

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カズマはじめまして。今回は最新作「オカンの嫁入り」、そして枚方での撮影についていろいろとお話お伺いできればと思っています。よろしくお願い致します。

呉監督:よろしくお願い致します。質問のアンケートを事前に拝見させて頂いたんですが(ひらつー注:あらかじめ、こんなことを聞きたいと、監督にお伝えしていました)、FAXで返答するよりも電話で雑談のような形で返答させていただいた方がいいのかなと思いまして。
※今回、電話インタビューにてお話をお伺いしました!

カズマ:ありがとうございます。(そんな配慮してくれてたのか!監督いい人!)
最初に映画の内容に関してお伺いできればと思います。初監督作である前作「酒井家のしあわせ」同様、今回も監督が脚本を担当されていますが、「オカンの嫁入り」を脚本化されるにあたって気をつけられたことや難しかったところはありますでしょうか。

呉監督:脚本化にあたって難しかったのは、登場人物たちの現在進行形のお話しだけではなく、それぞれのバックボーンみたいなものを振り返りながら描いていかなければならないという部分でしょうか。映像化した時にそれぞれを描くだけだとただの羅列になってしまいますし、この作品はやはり母と娘の物語だと思ったので、バックボーンも描きながら、母と娘のストーリーを一本にするにはどういったストーリー展開がいいのかなという部分を考えました。
あと大事にしたことは、誰もが普段から当たり前だと思っている毎日はいつどこでそうじゃなくなるかもしれないということ。この原作(ひらつー注:咲乃月音「さくら色 オカンの嫁入り」)の一番最後に『二度と戻らへん時間をつないで誰もが生きてく』というフレーズがあるんですが、私が常々に思っている「日常というのはどこでそうじゃなくなるかもしれない」という部分に通じたので、最後はそのポイントに持っていくように脚本を考えてみました。

カズマ:前作の「酒井家のしあわせ」のテーマとも似ていますね。

呉監督:そうですね。今回、原作を頂いた時に人の命っていうものを通して何が大事なのかを考えるっていう意味では似ていると思ったんですけれども、前回は男(夫)としての家族の形で、血のつながらない人もいたりとか、主人公も男性でした。でも今回は母と娘という女性の話なので、それはそれとしてまた新たな形を描けるかなと思いましたので、原作の力を更にお借りしてまたひとつやってみようと思いました。

(2)へつづく

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関連リンク
撮影してたときの牧野駅の様子 その1 その2 枚方つーしん
オカンの嫁入り公式サイト
@okannoyomeiri オカンの嫁入り公式Twitter
シネプレックス枚方

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