336年前に平野の大念仏寺から枚方野村の道場に出された古文書がヤフオクに。茄子作との関係も

枚方にまつわるすんごい古い文書が今Yahoo!オークションに出品されています。

20110306nenbutsu

寛文5年(1665年)、今の大阪市平野区にある「大念仏寺」から河州交野郡野村(枚方市野村)にある道場にあて書かれた文書です。大念仏寺というのは融通念仏宗(→Wikipedia)という浄土教の一宗派の総本山で、文書はこの枚方にあった道場に対して「念仏寺」を名乗ることを許すという内容のようです。

野村はだいたいこのあたり。


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いま野村に「念仏寺」というお寺がないみたいなので詳しくはどこだかわかりませんでした。

文書の署名には「良恵舜空上人 四十三世」とありますが、舜空上人は融通念仏宗の代々の上人(しょうにん。高僧のこと)のなかでも一度焼失した大念仏寺の本堂を再建した人として大念仏寺ホームページの説明にも載ってました。

こちらは大念仏寺のホームページ。

この大念仏寺の歴史を読んでると、今回の文書とは全く別の枚方との関係が書かれていました。

融通念仏宗は1182年からの139年間は後継者に恵まれず寺の法燈(血脈)が途絶え、本来受け継ぐべき融通念仏の法儀、宗要の密意、霊宝は男山の石清水八幡宮に預けられていたのだそうです。その後「法明上人」という人が法燈を継ぐことになって石清水八幡宮から霊宝などを返還されるんですが、その授受が行われた場所が枚方の茄子作だったとのことで、その場所は今も“本尊掛けの松”として残っています。

↓のサイトに本尊掛松の写真や詳しい説明が載ってました。
京阪・交野市駅周辺 本尊掛松 ぐうたらたぬきの途中下車
本尊掛松跡 大阪再発見

ちょっとした古文書からもいろんな枚方の歴史が出てきておもしろいですねー今回の出品は今のところ入札なしです。

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