8代将軍徳川吉宗の時代に鴻池屋・平野屋から枚方市野村宛に出された文書がヤフオクに

8代将軍徳川吉宗の時代に鴻池屋・平野屋から枚方市野村宛に出された文書がYahoo!オークションに出品されています。こちら。

説明文によると『享保10年(1725年)に鴻池と平野屋が河州交野郡野村(大阪府枚方市)宛に出した城州・河州・摂州大川筋御普請御入用銀請取文書。』だそうです。

まず野村というのはこのへん。


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津田駅の北西ぐらいです。

「城州(じょうしゅう)・河州(かしゅう)・摂州(せっしゅう)」というのは「山城国河内国摂津国(クリックでWikipedia)」のこと。

「大川筋御普請」というのは、「大川」とは毛馬水門(→地図)で淀川から分かれる大川(旧淀川)のことですかね。「普請」とは工事のことですが「”御”普請」とあるので公共事業みたいなもんですかね。
「御入用銀」というのは「必要なお金」ってことだと思います。「上納銀」とも書いてあるので大川の工事に必要なお金を上納したってことでしょうか。宛先に野村の「庄屋」と書いてあるように見えるので野村の代表者に当てた文書だと思います。

鴻池屋・平野屋というのは「十人両替」と言われた幕府の公用を務めた両替商(金融業者のこと。→Wikipedia )です。ちなみにJR学研都市線・鴻池新田駅の「鴻池」とはこの鴻池屋のことです。(→重要文化財・鴻池新田会所) でも現在ある建設会社の鴻池組とは全く関係ないそうな。

というわけで、「大川筋を工事するために必要なお金を野村が上納したことを、幕府の公用を務める鴻池屋・平野屋が受け取ったことを証明する文書」ということですかね。間違ってるかも。

こんな文書が残ってるんですねー。ちょくちょく古文書がヤフオクに出てきますが野村に関するものが多い気がします。まとめて残ってるんでしょうか。

この出品は現在のところ1入札で3000円です。

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