11月12日【きょうは何の日】1338年足利尊氏、交野郡住人の財産を保障する代わりに石清水八幡宮の再建費用を納めさせるよう通達 &【でんごんばん】

投稿日 2014年11月12日 06:00
更新日 2021年3月31日 04:27
著者カズマ
カテゴリーまち

過去の枚方の「今日」はどんな日だったのでしょうか？

石清水八幡宮

延元3・暦応元年11月12日（1338年）
足利尊氏、石清水八幡宮別当通清に御教書を下し、交野住人の本宅を安堵し、八幡宮造営用途を沙汰するよう命ずる
（枚方市史2巻P.492より）

ここでいう「交野」には現在の枚方市域の多くも含まれます（→交野郡 Wikipedia）。「今日」の出来事の「住人」というのが具体的に「交野」のどの範囲の住人のことを指すのかはわからないものの、「本宅を安堵」されるほどの村民というと地主のような有力村民ということになるようです。「御教書（みぎょうしょ）」とは通達みたいなもの。「別当（べっとう）」というのは役職名で石清水八幡宮のトップ。「通清」は人の名前。ちなみにこの通清さんは後円融天皇の母方のおじいさんです。

時代は南北朝時代。この年、後醍醐天皇の南朝の軍が男山にたてこもったときに高師直（こうのもろなお）など北軍が石清水八幡宮を火攻めにして焼き払ってしまったため、北朝は戦いのあとすぐに再建に着手します。その際、通清に、「八幡宮支配下の交野住人の屋敷と財産を保障して、その代わりに再建のための費用を負担させるように。」と伝えたという話です。

その他の今日の出来事
1958年 − 香里団地の入居始まる
1401年 − 交野天神社修造の手釿始、惣郷が勧進、桜井方、高田土倉が合力する

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