
ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!
「ひらつークリニック」のお時間です。
▼今回の質問はこちら▼
前回の記事で、不調や伸び悩みの原因が「スポーツ貧血」かも!?との話がありましたが、実際にどのような検査や治療を行うのでしょうか?


今回は前回のテーマの「検査・治療編」として、スポーツ貧血の診断の流れや治療方法について詳しくお届けします!
引き続き「内科のスポーツドクター」でもある、医療法人はじめ会 ゆうき内科の田中院長にお話をうかがいました!
まずは「血液検査」で今の状態を知ることから

スポーツ貧血かもしれないと思ったら、まずはどうすればいいんでしょうか?

症状だけでは診断できません。採血を行い、血液検査で診断します。
特に重要なのは、
・ヘモグロビン(酸素を運んでくれる血の赤い成分)
・フェリチン(体内に蓄えられた鉄分の量)
・総蛋白やコリンエステラーゼなど(栄養状態の指標)
といった検査項目で、これらをもとに貧血の有無や程度、原因を評価していきます。


通常、クリニックではフェリチンを含む検査結果が揃うまでに数日かかることがほとんどですが、当院では院内迅速検査の体制を整えており、その日の診察の中で医師が診断・治療を進めていくことができます。

スポーツ貧血の中でも、その原因には鉄欠乏やエネルギー不足など、色んなパターンがあるんですよね?

その通りです。
例えば同じヘモグロビン10.8 g/dlの貧血でも、ある方はフェリチン低値=鉄欠乏、別の方は総蛋白やコリンエステラーゼが低値=エネルギー不足…というように原因が異なります。
※鉄欠乏もエネルギー不足も、両方ありというケースも時々あります。
原因を突き止め、それに応じた治療につなげる必要があります。
どんな治療をするの?


では血液検査で貧血と診断されたら、具体的にどんな治療を行うんでしょうか。

貧血の程度や原因、今後の練習・試合の予定、本人や家族の意向などをもとに総合的に判断します。
原因が鉄欠乏であれば、まずは鉄分を補う治療を行います。
軽度の鉄欠乏であれば食事による鉄強化(例:レバーやほうれん草)や、鉄サプリの摂取で改善が見込めますが、はっきりと鉄欠乏を認める場合には鉄剤を処方します。

病院で処方される鉄剤って、サプリとはまた違うんですか?

病院で処方する鉄剤は、サプリよりもはるかに鉄分の含有量が多いです。
ただ自己判断でむやみに内服を続けると「鉄過剰」のリスクがあるため、フェリチンなどの血液検査結果を見ながら適宜調整する必要があります。


忘れてはならないのが、「エネルギー不足」による貧血です。
総蛋白やコリンエステラーゼといった検査項目が低値であれば、栄養状態が良くない、すなわち「エネルギー不足」と推測されます。
成長やトレーニング量に見合った分、しっかりとエネルギーを摂取することが一番の治療になります。
スポーツ栄養も大事!

スポーツ貧血の主な原因は「鉄欠乏」「エネルギー不足」です。
ということは、普段から適切な鉄分やエネルギーの摂取を意識することが、スポーツ貧血の予防につながるのです。
当院にはアスリートの食事・栄養に詳しい管理栄養士が在籍しており、スポーツ栄養面からのサポートも可能です。


また当院はInBody (高性能体組成計)を設置しており、筋肉や体脂肪量を測定することで自身のカラダの変化を把握することができます。
血液検査やInBodyの結果を分析して今の状態を知り、その先のパフォーマンス向上に活かしていただければ幸いです。

日々トレーニングに励んでいる運動部員やランナーにとっては、自分のカラダを知ることが出来るありがたい環境ですね!
先生ありがとうございました!
本日のまとめ
・スポーツ貧血の診断には血液検査が必須
・治療は食事による適切なエネルギーや鉄分の摂取、または鉄剤内服
・血液検査や体組成測定を活用してカラダの状態を知ろう
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診療・治療の判断を代替するものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
◆今回お話をきいた先生◆

医療法人はじめ会 ゆうき内科
田中 祐貴
(たなか ゆうき)
▪️医療法人はじめ会 ゆうき内科
住所:大阪府枚方市岡本町7番1号 枚方ビオルネ4階
電話番号:072-807-7300
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