
ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!
「ひらつークリニック」のお時間です。
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咳が続いているんですが…これって風邪じゃなくて、もしかして喘息?


風邪のあと、いつまでも咳が残る…それってもしかして“喘息”かも?
でも素人には目安が分からーん!
今回は呼吸器内科に強い医療法人はじめ会 ゆうき内科の田中院長にお話をうかがいました!
喘息ってどんな病気?

喘息ってどんな病気なんですか?


気管支喘息は、気道(空気の通り道)に慢性的な炎症が起きる病気です。
気道に炎症が生じると過敏になり、冷気やホコリなどのちょっとした刺激でも咳が出たり、気道が狭くなって息苦しくなったりします。
【喘息の主な症状】
・咳が長引く、咳が止まらない
・喘鳴(呼吸時のゼーゼー、ヒューヒュー音)
・息苦しさ、空気が入って来ない感じ

喘息は子どもの病気というイメージがあるかもしれませんが、大人になってから発症するケースも少なくありません。
喘息かどうかは、症状の他、聴診器で聴く肺の音や、息を吸ったり吐いたりする肺機能検査などをもとに診断します。
症状のきっかけは?どんな人がなりやすい?


大人の喘息もよくあるんですね…!
なにがきっかけで喘息は引き起こされるのでしょうか?

喘息を引き起こす原因は人によって様々です。たとえば…
【喘息のきっかけ】
★アレルギー関連
・ハウスダスト・ダニ・カビ
・花粉
・ペット
など
★アレルギー以外
・風邪(コロナやインフルを含む)
・天候(冷え込みや低気圧など)
・ストレスや疲労
・タバコの煙
・運動
など

喘息の原因として一番多いのは風邪ですが、季節の変わり目や花粉、ほこりなどをきっかけに起こることも少なくありません。
喘息を予防するには、これらの刺激をなるべく避ける(例:うがい・手洗いや、部屋を清潔に保つ、布団を天日干しするなど)ことが大切です。
風邪との見分け方はある?

なるほど…
でも正直、風邪の咳との違いがちょっと分かりにくいですね…。


そうですね。
一概には言えませんが、見分けるヒントとして下記を参考にしてみてください。
| 風邪 | 気管支喘息 | |
| 咳の出る時間帯 | 日中が多い | 夜間~明け方に悪化することが多い |
| 咳の期間 | 数日〜1週間程度で改善 | 1~2週間以上続く |
| 咳以外の症状 | 発熱、のどの痛み | 痰、息苦しさ、喘鳴 |
| 主な原因 | ウイルス感染 | 風邪・天候(冷気)・アレルゲン(花粉など) |

とくに、
・風邪の後に咳が長引く
・夜~明け方にかけて咳が増える(咳で眠れない、起こされる)
・季節の変わり目や花粉症シーズンに決まって咳が出る
という症状の場合は喘息の可能性が高いので、早めの受診をおすすめします。

先生ありがとうございました!
後編では喘息の治療についてご紹介します。次回もお楽しみに!
本日のまとめ
・気管支喘息は気道に慢性的な炎症が起きる病気
・主な症状は「咳」「喘鳴(ぜんめい)」「息苦しさ」
・「風邪が治っても咳だけ続く」は早めのご相談を!
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診療・治療の判断を代替するものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
◆今回お話をきいた先生◆

医療法人はじめ会 ゆうき内科
田中 祐貴
(たなか ゆうき)
▪️医療法人はじめ会 ゆうき内科
住所:大阪府枚方市岡本町7番1号 枚方ビオルネ4階
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