
ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!
「ひらつークリニック」のお時間です。
▼今回の質問はこちら▼
生理痛やPMS (生理前の心身の不調)が年々ひどくなってきているのですが、どこから受診の目安かわからずなかなか受診できずにいます。
婦人科に相談しに行く目安っていつなんでしょうか?
(30代 女性)


月経って人によっても症状が様々で、受診に迷いますよね…。
今回は全年代で多い相談テーマである「月経トラブル」について、あきせウィメンズクリニックの明瀬院長に話をお聞きしました!
月経トラブルってどんな悩み?

婦人科を受診する理由は色々あると思いますが、やっぱり生理の悩みって多いんでしょうか?

はい。全年代を通して、受診のきっかけとして多いのは月経(生理)に関する不調です。
月経トラブルで多い相談は、例えば以下のような内容です。

月経トラブルの代表例
・生理痛が強い(=月経困難症)
・生理前の心身の不調(PMS/PMDD)
・周期がバラバラ・遅れる/早く来る(月経不順)
・経血の量が多い/少ない(過多月経・過少月経)

「毎月のことだし仕方ない」と思って我慢している方も多いと思いますが、日常生活に影響がある時点で相談していい症状なので、不安におもうことがあれば相談してみてください。
受診することで自分の体の現状に気づくきっかけにもなりますよ。
PMSや生理痛、どこまでが普通でどこから相談?

でも生理痛とかPMSって、正直「みんなあるもの」って気もしてて、どこからが受診の目安になるんでしょうか?

PMSは生理前に心や体の不調が出て、生理が始まると軽くなる状態を指しますが、イライラ、気分の落ち込み、眠気、頭痛、むくみなど…症状は人それぞれで、判断が難しいですよね。

受診を考える目安
・痛みやだるさで学校、仕事、家事がつらい
・生理前の不調で人間関係や生活に支障が出る
・市販薬を使っても毎月しんどい
・出血量が増えたり、周期が乱れたり今までと違う変化がある

こうしたことで悩んでいる場合は、一度婦人科に相談するのも一つの手です。
時には子宮内膜症・子宮筋腫などの病気が関わっていることもあるため、不安だな、気になるなと感じる時こそ受診の目安と考えてください。
月経トラブルと上手につきあうためにできること

毎月のことだからこそしんどいなと感じる部分もあるかと思いますが、自分でできる対策って何かありますか?

セルフケアとしては、
・生活リズムを整える(夜更かししない、適度に運動するなど)
・体を冷やしすぎない
などがあります。
また日頃から記録アプリなどで周期や体調をメモしておくと、いつどんな症状が出るのかを予め把握できたり、先回りして予定を調整できたりするのでオススメです。


症状が強いときは、婦人科に相談することで体調や希望に合わせたケア(生活指導、薬の選択肢など)を一緒に考えられます。
「自分が我慢すれば良い」という考えではなく、月経のつらさが続くときは、無理せず相談してくださいね。
本日のまとめ
・婦人科の相談で多いのは生理痛、PMS、月経不順などの月経トラブル
・生活に支障がある/いつもと違う変化が続くなら相談の目安
・月経トラブルは我慢せず、セルフケア+必要に応じた相談で整えていくのが大切
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診療・治療の判断を代替するものではありません。
※個人の症状により対応は異なるため、症状に不安がある方は、かかりつけの医療機関にご相談ください。
◆今回お話をきいた先生◆

あきせウィメンズクリニック院長
明瀬 光理
(あきせ ひかり)
▪️あきせウィメンズクリニック
住所:大阪府枚方市田宮本町9-45
電話番号:072-861-1703
▶クリニック公式サイト
お医者さんに聞いてみたい質問、お待ちしております!
↓↓ココから!↓↓
◆関連リンク


www.hira2.jp