枚方市長は「大阪都構想」に反対だそうな

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by marc falardeau

11月27日に大阪市長選挙と大阪府知事選挙のダブル選挙になることがほぼ決まって大阪の政治がエキサイティングになってきておりますが、よく話題になる「大阪都構想」について読売新聞が大阪府下の各市町村長にアンケートをとったそうです。

↓こちら

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「大阪都」首長の3割賛成…実現性は疑問視 YOMIURI ONLINE

質問項目はいくつかありますが大阪都構想そのものについての賛否は賛成14人反対2人保留24人で、反対2人の内の1人が我らが枚方市の竹内脩市長。反対の理由は明記されてなかったそうです。

リンク先記事にアンケート結果が詳しく載ってるわけではないので他の質問についてどう答えたのか全部はわかりませんが、もうひとつ枚方市長の回答が載ってるのが「橋下知事の政治手法」についての質問で、「(議会と首長の)2元代表制の趣旨を逸脱している」として『反対・懸念』と回答しています。全体では『賛成・理解』が17人『反対・懸念』が15人

というわけで枚方市長は橋下知事については政策も手法も反対ということのようです。都構想への反対は2人だけと少数派ですが、24人の首長のように意見を保留するよりはよっぽど良いと思います。どの市町村にとっても大阪都構想は大きな関わりがあるので、その首長がはっきりした意見を言わないというのは一番良くないです。

で、その大阪都構想についてですが、基本的な理念は大阪維新の会HPで詳しく説明されています。

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大阪都構想について 大阪維新の会

(1)広域行政を現在の大阪府のエリアで一本化する
(2)大阪市内に公選の首長を8から9人置き、住民に身近な行政サービスを担わせる

の2点が柱です。

枚方市民により関係があるのは(1)の広域行政の1本化ですかね。大阪市と大阪府がちぐはぐに動くようなことをなくして、いろんな事業をダイナミックに動かせるようになって大阪全体の経済が上向けば、枚方市民も仕事が増えますし景気がよくなります。

説明文の中に、

大規模な二重投資を一掃し、世界の中での都市間競争に打ち勝つ政策を一本化する。

という文章がさらっと入ってるんですが、この「都市間競争」であるという認識(危機感)があるかどうかはホントに大事だと思うのです。成長する都市には海外からも投資が集まってどんどん豊かになります。大阪圏だけが突出して他の地域より豊かになることだってありうるわけですが、そこまで話が進むと今度は道州制の話になってきてめんどくさいのでやめます。

あと大阪都構想について反対の平松大阪市長が対案として出した「特別自治市」という構想もあります。
詳しい説明は↓で

大阪の特別自治市構想 平松市長提唱、橋下知事も賛同!? 遠い着地点 MSN産経ニュース

大阪都構想と特別自治市の相違点なども書いてありますよ。

そしてこの特別自治市構想について数日前に橋下知事がTwitterでこきおろしてました(笑)
こちら↓

2011/10/11 00:22:15
平松市長の特別自治市構想は、平松市長が具体的な行動を何一つやっていない以上実現可能性0。とすると、平松市長の主張は、大阪都構想反対、現状維持と何ら変わりない。統一地方選挙を戦ってきた、大阪維新の会の大阪都構想と同じレベルで比べられるものでない。特別自治市は完全な夢物語。

平松市長もTwitterやってるので反論してたらそちらも載せたかったんですがスルーしてるようです。

なんか長くなったのでおしまい。選挙楽しみですねー。

おすすめリンク
大阪府自治制度研究会 大阪府
「大阪にふさわしい新たな大都市制度を目指して~大阪再編に向けた論点整理~」という資料がとても詳しいです。

便利なまとめ記事をどうぞ!



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