ずばり一言で言うとこれってなんなん!? 市役所×ひらつーの街ブラ歴史解説企画の第3弾は秀吉&家康と関係の深い枚方宿!

街なかでたまに見かける歴史を解説した看板。
東見附-1
ほうほう、なるほどな〜とか思って読んでいても…

枚方宿-12
途中からだんだん意味わからなくなりませんか??

歴史好きの人に向けた解説だとしても、多くの人が知りたいのはおそらく…
枚方宿-30
「つまり一言で言えばなんなん!?」ということだと思うのです。

枚方市役所 × 枚方つーしんで、枚方市内の知られざる文化財の魅力をお届けする企画の第三弾(→第一弾くずは編はこちら)(→第二弾百済寺跡編はこちら
枚方宿-5
今回は枚方宿にスポットライトを当て、皆さんがおそらく通ったことのある街なみの歴史を「ずばり一言!」でご紹介していきます。

枚方宿-14
まずはじめに今回の登場人物をご紹介しましょう!

枚方市役所産業文化政策課 川嶋さん

川嶋さん

市役所コラボ文化財企画のレギュラー。積極的にずばり一言に挑戦してくれるキーマン。ピアノの先生をしている奥さまがいるものの自分には、芸術文化のセンスがないことを自覚している。

枚方市教育委員会事務局文化財課 井ノ上さん

市役所コラボ文化財企画のレギュラー。柔らかな雰囲気の中に冷静さと知性を漂わせる枚方の歴史を教えてくれる先生。

枚方つーしん カトゥー


ひらつーの広告担当で枚方宿編の筆者。アラフォーになり歴史に興味がわき始めた今日この頃。

文化財コラボ企画の第三弾は、京阪枚方市駅〜枚方公園間の枚方宿周辺を巡ってきました!

枚方宿のホントの出入口?

まずやってきたのは、枚方市駅から歩いて5分ほどにある「東見附」というところ。
枚方宿-7
休憩できるベンチもあります。

地図ではココ↓

東見附-1
こちらが冒頭にご紹介した東見附の解説ボード。

こういう解説ボード、頑張ってひと通り読んでも途中から難しくなってきて『結局なんなん?』ってなるんです。

『東見附とは◯◯です』って言うなら、何なんですか?

よっしゃ!今回はまあ簡単やな。どんどん一言で言うていこか!

東見附は…「宿場の入り口!」
枚方宿-27
ちょっと待ってください。正しくは…

枚方宿-30
「宿場の東の出入り口」
なるほど。入口とは限らないもんな。わかりやすい。俺も勉強なるわ(笑)
なるほど!ここから宿場町が始まったってことですね。

枚方宿-33
この解説も歴史マニアの人は喜ぶ内容なんやけど、一般の人には詳しすぎるんやと思うねん。

枚方宿-36
この絵で言うと…
天野川があって、かささぎ橋で、ここが東見附で…。この松(指差しているところ)ってもしかして!?

枚方宿-37
これやね!昔のようすを伝えるために植えられてるんやわ。
ここに松が植えられているのには意味があったんですね。これを知ってたら『ここから宿場町がはじまってたんや〜』って、歴史に思いを馳せることもできますね。

枚方宿-48
そのあたりは「枚方市歴史ガイドマップ」にも詳しくのっていますよ。1部300円です。

枚方宿-51
こんなんあるん知らんかった!ちなみにこの地図はどこで買えるんですか?

枚方市歴史ガイドマップ」は…

・輝きプラザきらら4階文化財課
・市役所別館1階受付
・旧田中家鋳物民俗資料館
・枚方宿鍵屋資料館
・各生涯学習市民センター

で販売していますよ。

ぬかりないな井ノ上さん(笑)でもこの歴史ガイドマップ、他にもいろいろ載っていて参考になるなあ。

ところで、枚方宿はくらわんか五六市がやってるあたりは結構人が来るんやけど、東側はほとんど来ないんよ。でも枚方宿は東見附からはじまってることは知って欲しいなぁ。

東見附(ひがしみつけ)

所在地
枚方市新町1丁目6-27

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歩くときは350年前の気持ちで…

枚方宿-55
枚方宿を東端から歩いていきます。

枚方宿-66
瓦屋根の家が多く並ぶ、風情のある街並みになっています。

よく見ると街灯は「くらわんか舟」のデザインなんですね。

枚方宿-59
そうそう。道路の舗装とかも枚方宿を通った京街道部分は普通のアスファルトじゃないんやで。
この道は何年前の気持ちになって、歴史を感じながら歩いたらいいんでしょうか?
そうですね…枚方宿ができたのは、江戸時代の寛永までの間、1644年頃までなので、350年くらい前の気持ちで歩いていただけたらいいんじゃないでしょうか(笑)

枚方宿-61
枚方宿の街道沿い、新町にある枚方寝屋川消防組合消防本部の裏側には枚方宿の案内看板がありました。

こういう看板、わかりやすいですね。
東見附に案内図がなかったのはなんでなん?
東見附にあったのは歴史街道推進協議会さんが作られた看板なんです。これは私の推測になるのですが、歴史好きの方向けに詳しい内容にされたんじゃないかなと。

こちらの看板はいろんな方にわかりやすいように、基本的な情報をパンパンと載せている感じですね。
歴史街道さんっていうのはテレビ番組のですか?
そうです。番組も作っていらっしゃいますし、よく駅などにスタンプラリーを置かれたりもされています。
なるほど。歴史に詳しくない人にはこの看板の方がわかりやすいかもしれないですね。あ、枚方市が作ってるじゃないですか!
実はそうやねん(笑)

枚方宿-76
続いてやってきたのは枚方市駅北口駅前広場ちかくのこちらの場所。

地図ではココ↓

枚方宿-80
川が流れていて、昔は「枚方橋」という橋がかかっていました。現在は暗渠(あんきょ・地下水路)になっています。

橋の名残がちゃんとある!ゆっくり歩くと色々見つかりますね。

ちなみに枚方の歴史が全て集まっている歴史資料館みたいなものはあるんですか?
枚方宿と淀川舟運の歴史だけに特化したものだと堤町に鍵屋資料館があるけど、枚方の歴史を全部網羅している施設はないなぁ…。でも輝きプラザきらら(→アクセスはこちら)にある展示ルームは歴史を知る上で参考になると思うで。

枚方橋(ひらかたばし)

所在地
枚方市岡本町2-2

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読めばわかる!昔の道路標識

枚方宿-86
続いてやってきたのは枚方市駅近くにある宗左の辻。道標が目印です。

地図ではココ↓

これは見たまんまやけど…
枚方宿-101
「道しるべ」やね。
付け加えると「京街道と岩舟越道の道しるべ」ですね。

宗左の辻の「宗左」っていうのは角野宗左さんという方のお宅があった所がちょうど分かれ道になっていたので「宗左の辻」と言います。

宗左さんは製油業、油を作って売っているお宅だったんです。

枚方宿-91
宗左さん家の前の道しるべってことですか。確かに「左右」って書いてますね。
ここで問題。ここはどことどこの分かれ道でしょう?
左は『京』って書いてあるから京都に行くってことですよね。右は…くらしたき?「暮らしたきまち 枚方」みたいな意味ですかね?(笑)
いいねいいね!おもしろい(笑)
いいですか?オヤジギャグですけど(笑)
これは『くらし』じゃなくて『くらじ』なんよ。

枚方宿-111
「くらじたき」…なるほど!交野の倉治にある「源氏の滝」ですか!
そうやねん。枚方歴史ガイドマップを見てもらうと、この岩舟越道をずっと行くと交野につながっていくねん。実はもう1つ『東高野街道』っていう道もあるんよ。
歩いて歴史を感じてもらえる道が、枚方を含めた周辺にあるってことですね。
東高野街道に関しては一昨年、出屋敷地区に「ポケットパーク」というちょっとした休憩スペースなどを整備している場所もあるので、より歩きやすくなっていますよ。(※詳細は次回の記事で!)

宗左の辻(そうざのつじ)

所在地
枚方市岡本町2-1

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豊臣秀吉と徳川家康
歴史の有名人と関係の深い枚方宿

枚方宿-122
ゆっくりと歩きながら、ようやくビオルネの前まで来ました。

この京街道って書いてある街灯、いいですよね。

枚方宿-132
ええねんけど、何かここが出入口みたいになってるよなぁ〜。ここが枚方宿の出入口じゃなくてホンマは東見附が枚方宿の出入口やからね。
それに関しては、この記事を読んでくれた人は覚えてくれたと思いますよ(笑)

枚方宿-146
こちらはビオルネの向かいにある岡本町(おかほんまち)公園

地図ではココ↓


枚方宿-135
京街道と枚方宿の解説看板がありました。

もともとは豊臣秀吉が淀川左岸に文禄堤(ぶんろくつつみ)という堤防を築いたんやけど、宿場町を整備したのは徳川家康以降やねん。

枚方宿-143
今、ビオルネさんがある施設ができる時に、枚方宿界隈で最も大規模な発掘調査を行ったんです。その調査では文禄堤が土台になって枚方宿だったり京街道ができているということがわかり非常に有意義でした。
じゃあ豊臣秀吉と徳川家康に縁の深い枚方宿といえるってことですよね?
そう言えますね。

岡本町公園(おかほんまちこうえん)

所在地
枚方市岡本町8-20

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五六市でも賑わう枚方宿を歩く
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続いて岡本町公園を出て五六市でも賑わう枚方宿を歩きます。

枚方宿-156
写真右手は枚方銘菓のどら焼き「あかつき」で知られる呼人堂さん(→公式HP

井ノ上さんは枚方をぐるっと歩いたりもするんですか?
まだ市内全域を歩いたことはないです。ただ、埋蔵文化財の発掘調査などで市内一円を車で行き来しています。

いつか昔の人と同じように自分の足で市内を回りたいですね。
この街道沿いの発掘調査では、かなり高確率で遺跡が出るんやで。

枚方宿-181
そんな話をしながら枚方宿くらわんか五六市の毎週第二日曜日は大賑わいとなる、枚方宿を歩きます。

昔のたたずまいを残す家も多く、枚方の歴史に思いを馳せながら歩くのにぴったりの道です。

昔は庶民は入れなかった!
超大型宿泊施設跡

枚方宿-191
そうこうしているうちに三矢公園に到着。ここには「枚方宿本陣」なるものがあったんだそう。

地図ではココ↓

枚方宿-192
あ、石碑がありますよ!「東海道枚方宿本陣跡」って書いてあります。

枚方宿-193
説明の看板もあるんですが早速…

枚方宿-200
じゃあ早速いこか!「偉い人の宿泊施設」
う〜ん…ちょっとペン入れます。

枚方宿-205
なかなか花丸はもらえへんなぁ…(苦笑)
でも果敢にチャレンジしている姿はステキですよ(笑)

枚方宿-206
正しくは「大名などの宿泊施設」ですね。
わかりやすいですねー。まさに『ずばり一言』です。
本陣は215坪ある立派な建物で、この三矢公園だけではなく周辺も含めた広い敷地で、庶民は泊まれませんでした。

庶民は、このあと行く予定の鍵屋さんなどの旅籠(はたご・庶民の旅館)などに泊まりました。
じゃあ今ここに入れるのはすごいことですよね。昔は庶民は入れなかったんですもんね。ちょっとお偉いさんの気分になって石に座りましょう。

枚方宿-220
そりかえって座る一行。

明治天皇も来はったんですよね。
お泊りにはならず、ご休憩をされたんです。
記念碑が現在も残されていますって書いてある。あ、これですね。

枚方宿-215
こちらが明治天皇がご昼食をとられたことを記した「明治天皇御晝餐所碑」

まだ歩きはじめて1kmほどですけど、これだけ見どころがあるって、いい散歩コースですよね。

そうやねん!ちょうどいいコースやねん。で、いつの間にかひらパーの近くまで行ってしまうという。
ひと駅分ってちょうどいい距離かもしれないですね。

枚方宿本陣跡(ひらかたしゅくほんじんあと)

所在地
枚方市三矢町6-10

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今回はここまで!

枚方市駅近くの約1kmの間に、こんなにも歴史ある場所があったなんてご存知でしたか?

枚方宿の続きは後編をお楽しみにー!

次回予告!

鍵屋資料館は “あの乗り物” で乗りつけられた旅館だった?古墳時代の埋葬施設も?!

→後編に続く!

■関連リンク
枚方市役所産業文化政策課(公式サイト)
文化財課(公式サイト)

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