橋本駅ちかくにある最古の旧遊郭を改装した喫茶店「美香茶楼」をじっくりみてきた

橋本駅近くにある最古の旧遊郭を改装した喫茶店「美香茶楼」の内装をじっくりと見てきました。


美香茶楼の外観。取材日は1月20日



地図ではここ↓

京都府八幡市橋本中ノ町22が住所。

こっちに行くとくずは方面。進んでいくとマツモトやしまむらなど見えてきます。

反対方向へ進むと明治2年に建てられた道標が残っていまして、どちらかというと橋本駅方面。



美香茶楼について↓

「美香茶楼」は元々、『旧第二友栄楼』という妓楼だった建物をリフォームしてオープンした中国茶の喫茶店。すぐ横にある「橋本の香」のオーナーさんのお店です。

ちなみにこの建物は築120年の歴史があるんだそう。ひらパーが今年で開園110周年なので、さらに古い!

あと、120年前の1900年代はちょうど日本で初めてエレベーター付きのビルや公衆電話が東京にできたあたりで、大きな出来事で言ったら日露戦争もここらへんです。

一度ひらつーでも開店記事にしています↓

1月20日時点の情報です。

お店では…

美香茶 1ポット 700円
建物見学セット(見学+美香茶1ポット)1000円
見学のみ 500円

といったメニューがありまして、
今回、建物見学セット(見学+美香茶1ポット)を選び、レトロな物好きの僕ガーサンが建物を見学してきました。

ちなみに、見学ではオーナーの方に案内して頂けました!

それでは紹介していきます!

入口から歴史の香り

入口の上にあるこの「透かし彫り」、伏見・大阪間の交通機関として使われた船「三十石船」を岸にあげる様子とのこと。

透かし彫りは室内から見るとまた綺麗。

入口横のタイルも昔のままで歴史を感じさせてくれます。
確か、タイルが大量に使われ始めたのは明治末期から。


店内の装飾には色鮮やかなタイルが多く使われています。(撮るの忘れてた…)

当時、タイルは高価なものだったそうなので、非日常を演出していたのでしょうか。

扉の「色ガラス」

やっぱりまず目につく当時のままの扉の色ガラス。やだ美しい…!
もう変えがない一品物です。


明治、大正時代のガラスってのは今の時代のもののように均一に作ることができず、細かく波打っていたり、気泡が入っていたりするんだとか。(昔、骨董品屋さんで聞いた)

この扉のガラス以外にも様々な場所に貴重な結霜ガラスが現存しています。
レトロ好きにはたまらない!


玄関部分

建築系の大学生たちが教授と一緒に見学にきたりすることもあるくらい歴史的にも貴重なこの建物。

玄関に入ったらまず気になる…

癖が強い招き猫。

昔はデフォルメされてない招き猫が主流だったんでしょうか?



玄関上を見ると神社っぽい屋根が。この造り、確か名称があった気がするんですけど忘れました。すみません!

お店全体がこういった非日常を感じる作りになっていまして、明治時代の建築技術ってすげえ!ってなります。


入口はいってすぐ横にはもともと遊女が座っていたスペース。
来店したお客さんたちはここでどの遊女と遊ぶか決めていたんだとか。



「第二友栄」と書かれた赤提灯。
当時はこの提灯の灯りに多くの男性たちが寄ってきていたのかなぁと、妄想が膨らみます。


ムード漂うレトロなレジスター。
親切勉強???

勉強には「物事に精を出すこと」、「商人が商品を値引きして安く売ること」って意味があるので…

「お客様のために気張って商売やりまっせ」みたいな商人としての心意気でしょうか?
違ったらすみません。

1階和室への通路

1階和室への通路。なんと中庭があります!昔からあったのでしょうか?
京都の建物らしく奥行きが縦長で深い作りになっています。

遊郭時代の小物など

奥に進んでいくと当時の遊女たちが使っていた道具が飾ってありました。
見学した時はまだ整理中。

ちなみに「遊客帳」も残っているとのことでした。

それにはお客さんの名前や住所、職業、さらには顔つきや身長も記録されていたんだとか。



こちらは虫かご。
遊女たちはここに鳴き声が綺麗な虫、コオロギや鈴虫などを入れて楽しんでいたそうです。

なんか風情があります。

ベアーズ。

なんかめっちゃ木彫りの熊もいました。

お金を入れていたであろう箱。
とかの時代です。


明治30年頃、小学校の教員やお巡りさんの初任給は月に8~9円だったそうです。
なので1円=現在の2万円くらいの価値があったんだとか。


ちなみに、こちらの資料を参考にすると吉原遊廓の最高級が3円。都心部ではないのでそこまで高くないにしても、かなりのお金が動いていたのかと思われます。

階段はちょっと大人

階段は昔の建物らしく、結構急です。
昔の人達はこういう階段使っていたんだよなぁとか思うとちょっと歴史を感じてニヤけてきます。

二手に分かれている階段。
ちょっと特殊な構造にテンションが上がります。

階段にはひらつーではちょっと説明しづらいものをもった人形が。
遊郭だった名残を感じ取れます。



また、階段上がってすぐ横にはまたもやもひらつーでは説明しづらい物を売っていた自動販売機が。
もちろん今みたいに電気で動くってわけではないので、たぶんこの自販機はゼンマイ式?

ちなみに自動販売機の歴史は結構古く、古代エジプトまで遡るそうです。(→自販機の歴史 | 自販機 | 全清飲 – 全国清涼飲料連合会

2階はめっちゃ異国!

2階にはエジプト風のお部屋が。

ライトも部屋に合わせたものに。

そして、中華風な部屋もありました!
オーナーさんは中国出身の方で、家具などは現地から取り寄せたものもあるそうです。


見学し終わり、お茶を頂きました。
上記の茶器は中国から取り寄せたもの。

飲んだのは紅茶。

そば茶のような香ばしい1杯でした。結構珍しい味。

ちなみに1ポットから7~8杯くらいは飲めるそうで、中国のお菓子を食べながらゆっくり時間を過ごせました。

昔の建築物やお茶に興味ある方はぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

伺った時はすぐ近くにある旅館/漢方エステ「橋本の香」と合わせて、オーナーさんお1人で対応されていたので、もしお店に行きたい方は事前に連絡を!


美香茶楼

営業時間
10:00〜(事前に予約してくださいとのこと)
住所
京都府八幡市橋本中ノ町22
電話番号
090-8375-8761
駐車場
あり
関連リンク
Twitter/橋本の香の公式サイト
※店舗情報、記事内に掲載している商品、価格等は取材時点のものです。


補足:橋本遊郭の歴史(クリックしたら出てきます)

江戸時代 京街道の宿場町として栄える。

1872年(明治5年) 橋本に遊郭が設置される。

1910年(明治43年)京阪本線が開通すると橋本遊郭が最盛期を迎える。

1958年(昭和33年) 売春防止法が施行されると、戦後から続いた赤線※が廃止され、妓楼の経営者たちは建物をそのまま再利用できる旅館や料亭、アパート経営などへ転業。(→京の旧色街「橋本遊廓」の妓楼を中国出身女性が購入した理由とは:文春オンライン)
※半ば公認で売春が行われていた日本の地域

参考にした本↓

この本はクラウドファンディングをしたときの返礼品。1000円で販売されてました。
元遊郭だった今回紹介する建物について色々と詳細が書かれていますので、興味ある方はぜひ!めっちゃ面白いです。

また、ひらつー以外にも様々なサイトで詳しく紹介されていますので、そちらもご参考にどうぞ↓

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