ー とある日の夜・・・。
本来なら寝静まってるはずの工場に明かりが灯っていた。


「今回も皆さん気合い入ってますねぇ!」
「いやぁ、芦田さん率いるアクテックチームも相変わらずのハイクオリティっす!」
またまたやってきました、
ひらつーVS アクテック
ミニ四駆大会 〜アクテック杯!!〜
それでは早速、出場選手をご紹介しましょう!
【ひらつーチーム】
左からクロ・ビーバー・ガーサン・すどん・シュンの5名の出場!
ちなみにすどんは別の取材のため、マシンのみの参加です。

前回はアクテックチームに惨敗したひらつーチーム…。
今回こそ目指せ勝利!と意気込み、各自仕事の合間にマシンの調整に励むメンバー。果たして雪辱を果たすことができるのか!?
【アクテックチーム】
技術集団ならではのガチすぎる改造マシンで、ひらつーメンバーを圧倒したアクテックチーム。
左から、このミニ四駆大会を主催者である芦田さんと水谷さん・小谷さん・山下さんの4名が出場!

(コースのセッティングは、アクテックの山下さんが担当)
最高の舞台を用意すべくコースを大幅に改良したとのことで、今回はどんな試合展開が繰り広げられるのか!?
ここでナンノコッチャってなっている読者さんにご説明しましょう!
ミニ四駆 それはタミヤのレーサーカー型のおもちゃ。
電池とモーターで動くシンプルな構造ながら、コースにあわせた改良・速度をあげるための重量調整・パーツもタイヤからローラーなど種類も幅広く子供から大人まで夢中になれるおもちゃ。
昨年、アクテックの芦田さんからの「ミニ四駆大会しましょ」のひと声で開催されたアクテックミニ四駆大会。
今回はその第二弾をお届けしようといった内容です!
ちなみに例年はアクテックの社内行事にあわせて開催されていたミニ四駆大会ですが、感染防止対策のため夜に参加者だけが集まって開催することになりました。なので、夜なんです。夜に工場に集まってミニ四駆大会って漫画みたいなシチュエーションでアツくないですか?え、そう思わないですか、そうですか。


「どうですかひらつーさん!この日のために今回コースをバージョンアップしましたよ」
「すごい…凄すぎる」
「昨年はシンプルなコーナーコースと直線コースの2パターンでしたが、1コースにまとめて各所に難関コースを用意しました」

(青色の部分は、工場の廃材を利用してつくったというアクテック自作コース)
「前回の2倍以上のスケールじゃないですか!相変わらず市販のコースに自作コースを繋げているあたりが、またいいですねぇ」
「レース本番前に試運転してもらって大丈夫ですので、皆さんも開始前にマシンを走らせてみてくださいね」
「ありがとうございます!!しかし、芦田さん。今回の記事もミニ四駆大会でよかったんですか?商品の紹介とか、その…」


「・・・そうですね。自社製品のPRの場である展示会イベントも軒並み中止で、新型コロナ感染症の影響はウチもかなり大きいです」
「・・・そうでしたか、でしたら」
「でも、ミニ四駆のモチベーションを保つには大会しかなかったんです」
「!?」

「社内行事の度にミニ四駆大会を開催してきたんですが、それすらままならず。このままだと僕のミニ四駆熱が冷めてしまう、だから三密を回避したミニ四駆大会をやるしかなかったんです」
「芦田さん!!」
「目標があるからこそ、今を頑張れる。切磋琢磨できるライバルがいるから成長できる。そんな機会にしようじゃないですか!」



「あっ、兄貴ー!!!」(本当にこれでいいのか(笑))
ここで大会ルールをご説明しましょう!
レース部門・・・とにかく速いマシンが王者。1対1のコースなので、各チーム4人ずつ出場し勝敗が多いチームが優勝。
今回の大会は「デザイン部門」「レース部門」の2部門で競います!

マシンのすべてをマットブラックで塗装し、パーツも最小限にしたシンプルなマシン。ローラー部分は試運転のときに擦れて、緑色が出ちゃってます。
「僕のマシンはめちゃくちゃシンプルですが、バッ◯マンが乗ってるクルマっぽくてカッコよくないですか」
「うわ!ホンマに全部塗装してるじゃないですか!暇やな〜(笑)※褒め言葉」
「いやぁ〜そんな。へへへ」
圧倒的存在感を放つこちらのマシン。オフロード用のタイヤをあえて使用し、パワフルな見た目が少年心をくすぐる。マシンの前方にはキン消しを装備し、後方部にはタイヤを引くようなデザインがまた渋い。
「キン消し!ディテールのこだわりがエグい!※褒め言葉」
「どうですか僕のデザイン。テーマは世紀末をイメージしていて、この塗装の下地には茶色を使用することでゴールドが渋く映えるんですよ。金は下地が大事なんで」

「ちなみにバトルモードで、後方部のタイヤを上にあげることもできます」
「バトルモード!!これってなんか機能があるんですか?」
「カッコいい以外に理由はいりませんよ。はは!」
ミニ四駆の兄弟的な商品である、ダンガンレーサーと昨年使用したミニ四駆をまさかの合体!マシン同士を紐でくくっているだけのガーサンらしいワイルドな仕上げ。ちなみにパーツに塗るグリスがなかったからオリーブオイルを塗っているらしい。美味しそう。
「ツインモーターでレース部門もぶっちぎりなんで、よろしくお願いします」
「ツインモーターって言いたいだけやん」
ミニ四駆漫画「ダッシュ!四駆郎」世代ならではの愛があふれるマシン。ボディを大胆にカットし軽量化を図るとともにスタイリッシュなデザインに。
「作中で出てきた『エンペラー※マシン名』を現代風にアレンジしました」
「いいっすね〜!同じ四駆郎世代としては胸躍ります!!」
シルバー塗装にダメージ加工をあしらったこちらのマシン。マシンに貼っているシールは全てビーバーが自作したもので、ひらつーメンバー1番のこだわり仕様。
窓の部分は切り抜き換気は十分!内部にいるパイロットのワシもマスクを装着しており、キチンと体調管理を行っているのが伝わってくるデザインに。
「手指の消毒、マスク、換気は大事ですから」
「大阪府の感染対策ステッカーまでシールにしてますやん(笑)」
パッと見て伝わってくるガチ勢オーラ!ミニ四駆の土台となるシャーシを自作してしまうガチっぷりに一同やり過ぎやろってツッコミたくなるマシン。
「山下さん、めちゃくちゃ凝ってるじゃないですか」
「違うんです、自粛期間が長かったせいとだけ言わせてください」

マシンの中央付近には、振動を和らげるためのバンパーを装着していのですが、こちらのバンパーはサスペンション機能を搭載した山下さんの力作パーツ。
「これバンパーがダンパーになるんすよ」
「バンパーがダンパー!」
【すどん@ひらつー】????
謎のベールに包まれたすどんのマシン。ローラーを装着していない代わりに先端のローラーでコーナーを攻略する設計になっているとのこと。後方部に積まれたタンクっぽいやつは一体なんなのか!?全貌はレース部門で明らかになります。
「すどんさんは、相変わらず尖ったデザインですね〜!楽しませてくれます」
「マシンを預かったとき、壊れてもいいマシンと勝負してって言ってました(笑)」
ミニ四駆キットをそのまま組み立てたTHE・普通のマシン。
「芦田さんにもらったミニ四駆をそのまま組み立てました」
「こだわりなしとハッキリいえる小谷さんのまっすぐさが素敵です」
「めちゃくちゃ素朴やったんで、僕がシール貼ってあげました。あと裏見てみてください」


「こ、これは!!?おだにたかし(笑)」
「小学生の頃思い出すでしょう?これも僕が代わりに名前を書いて貼りました。センチ仕様です」
「うぉぉぉ!なんでもかんでも持ち物に名前シール貼ってたんを思い出す〜〜!!」
デザイン部門狙いで参加したシュンは、ミニ四駆を使用したオブジェ作品!ミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー 」の劇中シーンを再現。トルネードのエフェクト部分はプラバンをライターで熱して自作、カラーリングはグリーンのスプレーをさっとかけて自然な仕上がりに。


「まさかの動かへんやつ!?凄いですねこれ!!」
「今日持ってくる途中で、大会に参加するメンバー大半が『レッツ&ゴー』世代じゃないってことに気づきました…痛恨のミス」※ちなみにレッツ&ゴー世代はシュン・クロ・ガーサンだけで、他のみんなはダッシュ!四駆郎世代。
以上、両チームのエントリーマシン出揃ったわけですが、この中から1番カッコいいやつを皆で選びます!


「めちゃくちゃ凝ってるじゃないですか、これで動いたら最強やのになぁ」
「いや〜どれも夢ありますね!しかし、これは努力が伝わってくるこのマシンが1番なんじゃないでしょうか!ということ、デザイン部門はシュンさん!あなたが優勝です!」
「え!マジですか〜〜!」
「優勝者には景品も用意してるんで、もらってください!」

「ミニ四駆専用ケースと、山下さん自作の集塵機・僕の個人的なプレゼントです」
※集塵機・・・塗装時のスプレーや部品を削ったりするときに出るゴミを吸い込むマシンのこと。
「夜な夜な頑張ってよかったぁ!!」


「アルミケースのカラーリングもカッコいい!しかもアクテックのロゴまで!」


「ミニ四駆ジャストサイズで作ったんでぜひ使って下さい!ケースはオーダーメイドで作れるんで、複数いれたかったらぜひ注文してください」
ここでようやく前半戦終了!まだレースが始まってないのにこのボリューム感(笑)
果たしてレース部門の勝利は誰の手に!?気になるレース部門編はCMのあとで!

ここまでのひらつーは、オーダーメイドケース専門のアクテック株式会社の提供でお送りします。
アクテックにNewマシン導入したんやって!
細かいデザインもばっちりのカッティングプロッター!
カットしたいデザインをPCに読み込み、マシンにデータを送信すると…

アクテックでは完全オーダーメイドのケースを作っているので、そのケースにあわせた緩衝材が必要になります。

(最近導入したカッティングプロッターなら、思い通りのデザインをカットしちゃう!)
従来では緩衝材は外注でサンプル品をつくっていたところ、自社工場で制作することが可能に!
よって、受注から提供までスピーディーな対応が可能になったんだとか!
詳しい内容はこちらでも紹介されているので要チェック![]()
それでは引き続き本編をお楽しみください〜!
続いて競うのはレース部門!

「実はまだ僕らも完走したことないんですよ」
「え!そうなんですか」
「ひらつーの皆さんはぶっつけ本番ですしね、僕らも同じ条件でできた方がいいかなって思いまして」
「めっちゃ紳士!!」
レースは全4試合!ひらつーvsアクテックの1対1で行われます!
ということで、早速いってみましょう!

すどんはマシンのみの出場なので、スタートラインには代わりにシュンが立ちます。

「これちゃんと走るんですか?笑」
「最初に言っときます、マシン壊したらすみません」

(すどんはマシンのみの参加なので、うっすら写真にいれときました)
と、同時にすどんの必殺技炸裂!マシンの走り出しとともに後方部にあるネットを解除!

しかしコースが重なるところでビー玉タンクが引っかかり、前進不能!
これは小谷さんが勝者かと思いきや!?
コース上のビー玉に引っかかり、強制的にコースアウト!!!
結果は引き分け!!

「ドロー判定なんや(笑)」
「さすが、すどんさん。昨年と同じくトラップを仕掛けてきましたね。見事です」
「この発想力、素晴らしいとしか言いようがない」

「僕の、ちゅぃんンモーターのチカラ見せてやりますよ」
「ガーサンさん、噛んでますよ」

「うわ!遅ッ!」
「めちゃめちゃ安全運転ですね、これは僕の勝ちでしょ!・・・って、あっ!?」

(身動きができないガーサンのマシン)
回転コースを回りきらず、コースアウト!!
よって第2試合、アクテックチーム水谷さんの勝利!!

「こんなはずじゃなかったのに!!」


「僕はぶっちゃけ色塗っただけのシンプルな改造なんで完走はできると思います」
「みんなアレコレ改造しがちやけど、意外とそのままの方が勝てるんじゃないか説ですね。いいでしょう!いざ勝負!」
両者好調な滑り出しかと思いきや!!?
クロ、コーナーを曲がりきらずコースアウト。

回転コースも楽々クリア!
よって、第3試合は芦田さんの勝利!
「くわぁあぁぁ!重りぐらいは付けとくべきやったんかな…」


「僕のマシン見てください、危うく首が飛びそうでした」
「激しさを物語っている(笑)」
そしていよいよ最終試合!両チームのガチマシン代表の2人が対決です!


「ひらつーメンバー誰も完走してないやん…、ここは僕が華麗に勝利をおさめるしかないでしょう!」
「受けて立ちますよ!」
2台とも快調な滑り出し!
「お、いい勝負じゃないですか!」
が、しかし!!!
回転コースに差し掛かったところで、ビーバーのマシンが回りきらずリタイア!!
「えええええ!!!」
まさかのひらつーメンバー全員、完走できず…。

「これは恥ずかしい…」
「なんかすみません…」
「僕のちゅいんモーター…」


「後ろのブレーキが回転のときに引っかかってるんじゃないでしょうか」
「ブレーキは外したほうがいいですかね。重りはつけてた方がいいですか?あっでもパーツ持ってきてない…」


「大丈夫ですよ、僕のパーツぜひ使って下さい」
「ありがとうございます!!でもこんな数のパーツ、よく集めはりましたね」
「すべて自粛期間のせい、とだけ言わせてください(にっこり)」
その後…

「せめて、僕だけでも完走を…」
とアクテックチームからのサポートをうけつつマシンの調整を急ぐ人もいたり…。

コースの脇に設置されていた、芦田さんの力作ガンプラが並ぶギャラリースポットに目を奪われる人もいたり…。


「うわ〜がんだむだぁ〜!(少年に戻るシュン)」
各々レースを楽しんだりと、自由な時間な過ぎていった・・・。
ー 30分後。
「よし調整できた!!再チャレンジお願いします」
「いいでしょう!僕と勝負しましょう!」
ということで、ひらつーチーム泣きのラスト勝負!

「絶対完走します!」
一同「行けぇぇぇぇビーバーさんー!!」
ビーバーのマシンが完走することを願う気持ちが、会場内のみんなが1つに…。
結果は!!両チーム完走!!!
完走とともに巻き起こる拍手喝采!!
大事なシーンの写真を撮るのを忘れて拍手してしました(笑)

「いや〜、今年もいい物見せてもらいましたよ。1番頑張ってくれたビーバーさんにも景品をあげましょう!」


「やったー!!頑張ってよかったです!!芦田さん、アクテックチームの皆さんありがとうございます!」
「景品はさっきのミニ四駆専用ケースと、新品のミニ四駆・モーター冷却ピット・僕の個人的なプレゼントの豪華セットです」
「めっちゃいっぱいある(笑)」

〜大会を通して生まれた友情〜
敵味方、勝敗なんて関係なくみんなが楽しめるミニ四駆!
ちなみに前回の大会をひらつーで紹介したことがきっかけで、アクテックさんは他企業さんと交流試合をするキッカケになったそうですよ!

「求む、強いレーサー!」

遊びも仕事も本気のアクテック!
オーダーメイドケースが必要な際は、そんな技術集団である彼らに依頼してみてはいかがでしょうか。
「やっぱ、タミヤは大人になってからがスタートですね。ひらつーさん、次回の大会もいい勝負しましょうね!」



「第3弾!?」
果たして次回はあるのか…つづく!?

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