街の見方は人それぞれ!ビックリマン大好き人間と街ブラしたら枚方はこう見える

新コーナーはじめます!その名も「枚方マニアックさんぽ」。

名前のとおり、何らかのジャンルに対してマニアックな知識を持つ方と街ブラをするという企画です。

枚方マニアックさんぽ表紙

街の見方は人それぞれといいますか、何らかのマニアックな知識を持つ方と僕すどん@ひらつーとでは枚方に対する見方が違うと思うんです。

そこに着目しまして、マニアックな知識を持つ方の街の見方を教えてもらい、自分の枚方に対する見方を変えよう、あわよくば読者さんのも!というのがこの企画の目的。ようはホラ、ブラタモリ的な……やつです。

そんなわけで「枚方マニアックさんぽ」、記念すべき初回のゲストは、あの男!!
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カトゥー@ひらつーです!

カトゥー@ひらつー
→3月末までひらつーで働いてたスタッフ。とはいえこの時はまだ2月でして、全然ひらつーで働いておりました。カトゥーは大相撲などいろんなジャンルに精通していますが、今回はその中でもビックリマンシールに焦点をあてたかたち。

ひらつーでは毎朝チャットにて今日の予定を書き込むんですが、なぜかそこに毎日毎日途切れることもなくビックリマンシールの画像を貼り続けた猛者です(→カトゥーの詳細はコチラ

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一緒に街ぶらをするのは写真左、ガーサンボイル@ひらつー&カメラマンの僕すどん@ひらつー合わせて計3人。ちなみにスタート地点は淀川河川公園枚方地区、ぬくぬくハウスからです。

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いざスタート!

カトゥー「ていうかガーサンって年齢的にビックリマン自体知ってる?(ガーサンボイルは24歳)」
ガーサンボイル「小学校の時に集めていたくらいで、あんまり知らないです」
カトゥー「となると…ビックリマン2000かな?」
ガーサンボイル「たぶんそうですね。もっと歴史があるんですか?」
カトゥー「もっと古いんですよ。当初のビックリマンチョコには悪魔VS天使シールが入っていたわけではなかったんです。初期は『どっきりシール』っていう、例えばキスマークのシールが入ってて、それをほっぺたにつけるとかでからかうような、そういう人をビックリ・ドッキリさせるっていうシールが入ってたんです」
ガーサンボイル「へぇ〜おまけ!」
カトゥー「ちなみにこの格好はビックリマンの生みの親『丹後博士』のコスプレです」
ガーサンボイル「はぁ……」

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(楽しそうにビックリマンについて話すカトゥーと聞く気のない顔をしているガーサンボイル)

カトゥー「悪魔VS天使シリーズはその中のシリーズの1つで、はじまりはそうじゃなかった。でも悪魔VS天使シリーズがあまりに人気を博したんで、ビックリマン=悪魔VS天使シールが入ったお菓子やと思われてるんですけれども。この悪魔VS天使シリーズは1985年スタートですから、歴史は30年以上になります」
ガーサンボイル「30年以上!すごいですね」
カトゥー「ビックリマンを簡単に説明しますと、発売時期によって第1弾〜第31弾まであるんですが、例えば第1弾だと1枚だけキラキラシール、いわゆるヘッドと呼ばれるレアシールが入っていて、そのほかには同じマークでくくられた天使・お守り・悪魔の三すくみと言われるグループが12グループほどあります。第1弾は全部で37枚あって、キラキラシールはたったの1枚というレアっぷりでした。その後、弾が進むにつれてヘッドと呼ばれるシールの数が増えていくんですが、第17弾からは公正取引委員会からの勧告もあってヘッドのシール数が三すくみと同数にさせられて………ていうような……そういうものなんです。(詳しくはWikipediaをどうぞ)」
ガーサンボイル「なるほど……(わかってない)」
カトゥー「あ、ホラ、あそこに枯れてるように見える木があるじゃないですか」

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(厳密には葉が落ちた冬の木です)

カトゥー「ああいった木をみると、ビックリマンでいうとアイツを思い出すんですよ」
ガーサンボイル「どのシールですか?」

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(当日はカトゥー秘蔵のコレクションをファイルに入れて持ち運んでおりました)

カトゥー「魔枯(まこ)っていうんですけどね」
ガーサンボイル「なぜ思い出すんですか?」
カトゥー「いや、共通点は『葉っぱがない木』という所くらいなんですけど、こんなにも枚方にはビックリマン的な要素が隠れてるってわかってほしくてですね」

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(魔枯(まこ)と枯れたように見える木)

ガーサンボイル「枯れた木を見るたびに魔枯(まこ)を思い出しているんですか?」
カトゥー「そうですね、いやもうホント。本当ですよ。まぁあの木は枯れてはないですけどね!ちゃんと手入れされていますから……」

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カトゥー「例えばこの石なんか、ちょっと掘り返したらわら鬼(き)ですよ」
ガーサンボイル「さすがにいいがかり感が強くないですか?」
カトゥー「わら鬼がどういう悪魔かと言いますと……(シールの裏側の説明を読み始める)魔重極より出現した魔人1/2(ハーフ)!軽い心でつかんでしまうと、魔重水圧で伸されますねん。魔唖鈴合(まあれいガッ)キーンで魔重力増爆(まじゅうパワービッグバーン)!」
ガーサンボイル「(質問をふっとばしたあげく、日本語なのか危うい言葉がきた…しかも説明文、岩成分よりも水成分の方が多かったぞ…)」

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(ビックリマン好きとの街ぶらはまだまだつづきます)

ガーサンボイル「カトゥーさんがビックリマンにハマったきっかけって何なんですか?」
カトゥー「僕が幼稚園のころには社会現象になるくらいの大人気で、その頃、スーパーでは『ビックリマンは1人3個まで』っていう一人で買える個数がきまってたんです」
ガーサンボイル「今でいう妖怪ウォッチみたいな?」
カトゥー「そうですね、今はお父さんお母さんがお子さんの代わりに並んで、買ってあげたりすることもあるみたいですけど、当時は日曜日の朝、スーパーの開店前に子どもが行列をなして、ビックリマンは開店10分で完売!みたいな感じでした。その時はまだ消費税が導入される前で1つ30円だったんです。

100円のお小遣いでビックリマン3個買って、残りの10円でガムを買って。
今は84円とか108円とか、モノによって変わりますけど」
ガーサンボイル「高く感じますね」
カトゥー「その当時はキラキラシールがめっちゃレアだったんですよ。
各弾につきキラキラシールが1〜2枚しか入ってなかったので。

それを当てるために毎週日曜日は朝からスーパーに並んで買いに行っていました。
するとヘッドロココという僕の大好きなシールがあたりまして。

当時幼稚園児だった僕は周りに見せびらかしたわけですよ。
すると前から小学生の連中が4〜5人で歩いてきて、カツアゲされたんです。

いわゆる“ヘッドロココ狩り”ですね。

泣く泣く小学生たちにヘッドロココを渡しました。
そこから僕のヘッドロココロスがはじまりまして……」
ガーサンボイル「愛に転じたと」

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(そのまま見つけた舟)

カトゥー「舟のキャラが多くて、この舟はまさに『吉福神』もしくは『舟助』、または『助舟』そのものですよね」
ガーサンボイル「あそこで歩いてるおじいちゃんは?」
カトゥー「おじいちゃんキャラもたくさんいますよ。
街ブラで出会った最初のおじいちゃんなので、第一弾ヘッドのスーパーゼウスにしましょう。全能の神ですからね」
ガーサンボイル「ゼウスって主役やと思ってました」
カトゥー「主役ではないですよ。エロジジイですけどね」
ガーサンボイル「それじゃあのおじいちゃんはエロジジイやと…カトゥーそういうわけじゃないですよ!(強く否定)
ガーサンボイル「女性キャラも多いんですか?」
カトゥー「出てきます出てきます。ビックリマンのアニメで主人公たちと一緒に旅をするのが十字架天使っていうキャラクターなんですけど、知ってます?」

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(十字架天使)

カトゥーきゃーの、きゃーの!◯◯ですの!って口癖なんですけど、今思えば十字架天使が僕の初恋相手だったかもしれないですね」
ガーサンボイル「いや絶対言いすぎでしょそれ。
……強いて言うなら、好きなシールってなんですか?」
カトゥー「第9弾はほぼ全部のシールが好きなんやけど………」

ここからカトゥーによるヘッドロココ愛感じる話が続くので、そこだけ動画でどうぞ↓

カトゥー「それにしても今日は結構曇ってますね」
ガーサンボイル「立ち込める暗雲的な。邪悪な気配を感じますか?」
カトゥー「そうですね、これは暗雲鬼の仕業かもしれないです」

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(暗雲鬼)

ガーサンボイル「暗雲鬼はいったいどういったことを?暗雲を出す?」
カトゥー「(シールの裏側を見て)じかいどうのやみそうをかさねぬり!つうじょうりりょくとうしをこばむあくま。まらくらいしょっくをあたえ、せいしんのばらんすをはかいする。おもくたちこめるぅ〜〜〜!!!(カトゥーが言ったことをそのまま文字起こししました)」
ガーサンボイル「お願いですから理解できる言葉でお願いします」
カトゥー「ビックリマンのシールの裏側には、こういう独特な文章が綴られていて、これが当時のちびっ子たちの心を鷲掴みしたんですよ。よくわからへんけど、おそらくすごい世界が広がってるなって思わされましたね」
ガーサンボイル「想像力が鍛えられそうですね、断片的な情報の方が」

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(そうして関西医大裏側あたりまでやってきた我々)

ガーサンボイル「やっぱりこういうところ、草原の悪魔みたいなのもいるんですか?」
カトゥー「そうですね、こういうところには魔落鬼(マラッキ)が潜んでいますね。通過するものを引きずりこむ悪魔ですからね、気をつけてください」
ガーサンボイル「こっわ。確かに妖気みたいなのを感じますね(うそ)」
カトゥー「っていうかこの辺の方が枯れた木というか、こっちの方が魔枯ですね」
ガーサンボイル「魔ばっかりでもうよくわからん」
カトゥー「あらゆるところにビックリマンは潜んでいますし。たとえばあの塔とかホラ、形がガビョウ魔ですよ」
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(淀川河川公園枚方地区のあの塔)

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その後、街ブラと言いながら河川敷ブラばかりしていた我々は住宅地に突入。
これまた三矢公園にある滑り台を「すべり大魔」やと言いはったり、

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踏切をみて「カン魔」やと言いはったりするカトゥーに付き合いました。
最早なんでも「魔」をつければビックリマンなのかと思うレベル。

カトゥー「この踏切の近くには願生坊というお寺があるんです。
枚方宿のことの起こりは寺内町、つまりはお寺が先に栄えた街なんですよ、枚方宿って。

それの中心となったのがこのお寺、願生坊です。文化財の記事の時に勉強しました。
だからここのお寺はコレです」

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カトゥー「お寺之DONです」
ガーサンボイル「おお〜今日イチでピッタリなビックリマンって感じですね」
カトゥー「枚方宿の発祥の場所とも言えますし、そりゃあドンです、枚方の」
ガーサンボイル「なんかやっとそれっぽくなって、ちょっと安心しました」


といったところで今回のビックリマン街ブラは終了です!

カトゥー「僕が見ている世界とガーサンボイルの見ている世界の違い、今日の街ブラでわかりましたか?」
ガーサンボイル「世の中にはこじつけが上手い人がいるんだなぁと」
カトゥー「コラコラ(笑)。まぁ、ビックリマン好きはこんなことを考えながら歩いてるんや〜って知ってもらって、街は人それぞれの見方・楽しみ方があるのを感じてもらえれば嬉しいですね」

〜レポート担当ガーサンボイルの感想〜

きゃーの!
神様や悪魔は身近にいるですの!

以上、新企画「枚方マニアックさんぽ」でした!

次回は、ガチの歌手の方は街をどのように捉えているのか!?枚方市駅周辺をブラブラ編をお届け予定です、お楽しみにー!

なお、この企画では何らかのマニアックな知識をお持ちの方を募集しております。
ノーギャラですが、ひらつーでめっちゃ愛を語りたい方がもしいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。(※何か告知等を記事の最後に載せることは可能です)

もし出演してもいい、という方がいらっしゃいましたら下記フォームまでご応募ください。

ちなみに今後やろうかと思っているのは「フォント好きと」「“すん”探しのプロと」「観葉植物好きと」街ブラの3つ。

例えば「Janne Da Arc好き」とか「岡田准一好き」とか、そういうのでも大丈夫ですし、「野鳥好き」「建築好き」などなど……

応募してくれた方全員というわけにはいきませんが、どんなにしょうもないことでもいいので、何か普通と違う目線で街を見ているという方はなにとぞよろしくお願いします!

便利なまとめ記事をどうぞ!



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