消毒して乾かすのはもう古い?「すり傷・切り傷」の令和の新常識【ひらつークリニック】

ひらつーメンバーや読者が日常で気になるアレコレを枚方の各クリニックの先生に質問!

「ひらつークリニック」のお時間です。

▼今回の質問はこちら▼

公園で子どもが転んで、膝を派手に擦りむいてしまいました。急いで消毒して絆創膏を貼ろうとしたら、「学校で“消毒はしなくていい”って言われた」と言うんです。
そう言えば最近はそんな話も聞くような…正しい処置を教えてください!


(30代 女性)

アンドゥ

えー!なんですと!!
私が子どもの頃は「しみるけどガマンね〜」って消毒液かけてフーフーしてた気がするんですけど、最近の常識は違うんかな?

今回は「すり傷の対応」について、渚たなのファミリークリニックの棚野院長に話をお聞きしました!

「まず消毒液」はもう古い?今は「水でしっかり洗い流す」!

渚たなのファミリークリニックの診察室
アンドゥ

子どもが転んで怪我をしたときって、まずどんな対応が正解なんですか?

棚野先生

昔は「まず消毒液」というイメージがあったと思うんですが、いまは応急処置としては「消毒液は使わずに水道水でしっかり洗う」のが一般的です。
消毒液はバイ菌だけでなく、傷を治そうとする自分の細胞にまでダメージを与えてしまうことがあるんですよ。

アンドゥ

えっ!そうなんですね!消毒液をつけておけば安心ってイメージがありました(汗)

棚野先生

昔はそれが主流だったので、今でもそういった認識の方は多いと思います。
ですが、怪我をしたらまず重要なのは“砂や泥などの汚れを流水でしっかり洗い流す”こと!これが感染を防ぐポイントです。

「乾かさない」のが早くきれいに治すコツ!

棚野先生

さらに、今は「湿潤療法:しつじゅんりょうほう(モイストヒーリング)」が主流です。

傷口から出てくるジュクジュクした液体には、傷を治すための成分が含まれています。これを乾かさずに保持することで、痛みも少なく跡も残りにくいんですよ。

アンドゥ

えー!そうなんですね!
とにかくフーフーして乾かしてかさぶたができたほうがいい…みたいな印象でした(汗)

棚野先生

かさぶたは、実は治癒を遅らせてしまうこともあるんです。
最近は市販の絆創膏でも潤いを保つタイプのものが増えていますので、そういったアイテムで傷口をなるべく清潔&潤いを保った状態にするのがおすすめです。

こんな時は迷わず外科・クリニックへ!

アンドゥ

ひえ〜傷の対処法、いろいろと認識が間違ってました(汗)
ちなみに、「こういうときはちゃんと病院で診てもらったほうがいい」みたいなポイントってありますか?

棚野先生

そうですね、こんな場合は迷わず受診してください。

・洗っても汚れ(砂やアスファルト)が取れない

・傷が深くて血が止まりにくい

・数日経って、傷の周りが赤く腫れたり、熱を持ったりしてきた

・動物や人に噛まれた、または錆びた釘などを踏んだ

棚野先生

特に深い傷や汚れがひどい場合は、適切な処置や、場合によっては破傷風(はしょうふう)の予防なども必要になります。

総合病院や、当院のような「外科」を掲げているクリニックなら、傷の洗浄から保護まで専門的に行えます。迷ったときは気軽に相談してくださいね。

アンドゥ

なるほど〜傷の応急処置の常識をアップデートして、迷ったときはプロに相談するようにします!

先生、ありがとうございました!

本日のまとめ

・傷ができたら「消毒」より「洗浄」!水道水で汚れをしっかり洗い流そう。

・「傷は乾かさない(湿潤療法)」が今の常識。潤いを保つことが早くきれいに治すための近道!

・汚れが取れない、深く切った、腫れてきた…という時は、早めに外科へ相談を。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療の代替となるものではありません。体調に異変を感じた際は、速やかに医療機関へご相談ください。

◆今回お話をきいた先生◆


渚たなのファミリークリニック院長
棚野 晃秀
(たなの あきひで)


▪️渚たなのファミリークリニック

住所:大阪府枚方市渚南町24-31 渚クリニックモール 2階

電話番号:072-848-3122

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